いわき合宿に頼もしい”助っ人”〜OBが後輩指導
 センバツ戦士を先輩がバックアップ−。福島県いわき市で行われている一関学院の合宿(二十五日まで)に、OBで富士大野球部捕手の植松勇太さん(22)が臨時コーチとして参加。ナインと同じ宿舎に泊まり込み、グラウンドでは自らの経験を生かしてアドバイスを送っている。

 植松さんは十四年三月に同校を卒業。同大では北東北リーグ最上位の一部を舞台に活躍し、今季プロ野球の社会人・大学生ドラフトでロッテ六順目指名を受けた相原勝幸投手の「女房役」を務めた。

 大学卒業と栃木県内の企業に就職を控える身だが、センバツ初出場を決めた後輩たちの力になりたいと志願。中学時代の所属チームからピッチングマシンを借り受け、トラックに積んで合宿地に駆け付けた。

 「早く結果を出したい気持ちは分かるが、選手には焦らず、じっくりやるよう注意している」。練習では言葉だけでなく体を使って熱心に指導。沼田尚志監督(46)やナインにとっては頼もしい存在で、同じ捕手の下舘大輔選手(一年)は「打撃も守備も高いレベルのことを分かりやすく教えてくれる。タッチの仕方がとても勉強になった」と感謝する。

 就職の時期と重なるため、センバツ甲子園には行けない。「試合の日はテレビにくぎ付けになるだろう。思う存分やって、できるだけ勝ち上がってほしい」。沼田監督に学び、大学野球で培った自分のすべてを、この合宿で後輩たちに伝えるつもりだ。

【写真】身ぶり手ぶりを交えて後輩を指導する一関学院OBの植松勇太さん(右)=福島県いわき市の平野球場で

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