アルプス応援は任せて〜生徒ら本番へ向け練習に熱

技術を超えた熱い演奏を−。センバツ応援に向けて練習を重ねる吹奏楽部と「プラスバンド」のメンバー
 第七十八回選抜高校野球大会(二十三日開幕、兵庫・阪神甲子園球場)の開幕を目前に控え、一関学院の生徒らは野球部の応援態勢づくりを急ピッチで進めている。目玉は「プラスバンド」「チアガール」「人文字」。静岡合宿中のナインに負けじと休日返上で練習や準備に当たり、「迫力ある応援でチームを勇気づけたい」と燃える。

 同校の野球応援は、スタンドの一、二年生部員が中心となって繰り広げる。試合展開に合わせ、即座に曲や踊りを切り替えるなどして盛り上げるのが特徴。前回十四年の「夏」と同じくセンバツもこのスタイルで行う。

 応援に欠かせないのがブラスバンドだが、同校の吹奏楽部員は十一人。「絶対的に音量が少なく、全校応援を引っ張るのは難しい」(同部顧問・本庄和彦教諭)ことから二月末、本庄教諭が受け持つ二年D組の生徒ら有志二十六人で「プラスバンド」が結成された。

 全員が初心者。楽器の数も十分ではないが、メンバーは部員の指導を受けながら譜面に音階や指番号を振って、約二十曲をマスターしようと練習を重ねている。

本番用のポンポンを手にダンスの振り付けを確認するチアリーダー
 本番ではブラス、プラスの総勢三十七人が心を一つに大応援団をリードする。今回初めてサックスを手にした佐藤歩さん(二年)は「バンバン吹くので、ガンガン打ってほしい」と張り切る。

 「アルプススタンドの華」チアガールに立候補した生徒十八人は、ポンポンを使った振り付けの確認に余念がない。

 同校出身で東京女子体育大チアリーディング部主将を務めた小野寺ひろみさん(29)=仙台市=のレッスンを受け、めきめきと上達。副リーダーの熊谷千種さん(二年)は「いい思い出になると思って参加した。やるからには他校に絶対負けたくない」と目を輝かせる。

 人文字への挑戦は、甲子園出場通算六度目にして初めて。生徒と応援ツアー参加者らにジャンパーなどを配布し、スタンドに二種類の文字を描く。座席割りなどを担当する実行委の吉田真教諭は「恩返しの意味も込めて地元・一関をPRしたい」と意気込む。

 生徒は十五日から三日間、応援の全体練習を行い、勝利に導く「学院スタイル」に磨きを掛ける。初戦には一、二年生三百人余が駆け付ける。

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