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| 盛岡四が初優勝〜秋季東北地区高校野球県大会(9/24) |
| 第六十回秋季東北地区高校野球県大会は二十三日、盛岡市の県営球場で決勝が行われ、盛岡四が一関学院を4−3で破り初優勝を飾った。一関学院は、終盤に粘りを見せ1点差にまで詰め寄ったが、惜しくも二年ぶりの優勝には届かなかった。 三位決定戦は、後半にもり返した盛岡大附が軽米を延長十回サヨナラで下し、十二回目となる東北大会への出場権を手にした。 結果が来春のセンバツ出場の重要参考資料となる東北大会は、十月十一から十五日まで、本県で開催される。会場は同球場と花巻球場。本県からは盛岡四と一関学院、盛岡大附の三校が出場し、東北各県の予選を勝ち上がった代表校と対戦する。 ◇決勝 盛 岡 四 003000001|4 000000021|3 一関学院 (盛)中屋−藤野 (一)飯田、菊地−矢守 ▽三塁打=佐々木亮(一)▽二塁打=佐藤、宮(盛)藤原、菅原2(一) 【評】学院は八回に3本の長短打に敵失を絡めて2点を奪うと、九回も二死から一番菅原の左越え適時二塁打で1点差まで追い上げたが、あと一歩及ばず。三回にバント処理のミスから盛四に3点を先制されたのが最後まで響いた。 盛岡四・青柳伸二監督 優勝できてうれしい。選手には序盤の入りに気を付けるように指示した。東北大会に向けて走塁を強化し、センバツの切符を手にしたい。 最後は「1点」の壁に泣く ○…七回まで無得点が続いた一関学院打線。終盤、粘りを見せあと一歩まで詰め寄ったが、最後は「1点」の壁に泣いた。 八回は二死二塁から三番佐々木亮(二年)が左中間に会心の三塁打を放ちまず1点。続く四番の佐々木一真主将(同)も三塁手の敵失を誘い1点差とし、反撃ムードは最高潮に達した。 だが後続が断たれ、九回表には二死から3連打を浴び手痛い追加点を献上。その裏再び1点差としたが及ばず、結果的に九回の1失点が大きく響いた。佐々木主将は「最後まで詰めが甘い弱さが出た。取るべきところで点を取ることができなかった」と唇をかんだ。 ◇三位決定戦 軽 米 0031002000|6 0000003301x|7 盛岡大附 (延長十回) (軽)玉田、兼田、外久保、兼田−長井 (盛)多田、金澤−中村 ▽三塁打=長井(軽)▽二塁打=上野山2(軽)中村(盛) 【評】一時は6点差を付けられた盛附は七、八回に3点ずつを奪い同点とすると、延長十回一死三塁から、四番熊谷の右犠飛でサヨナラ勝ち。軽米は三回に先制して主導権を握ったが、投手陣が16四死球と乱れて大量点を守れなかった。 盛岡大附・澤田真一監督 本当なら負け試合だったが、神がかり的な逆転だった。東北大会までにしっかり調整し、他のチームの分まで一つでも多く試合をしたい。 チームの成長に手応え〜一関学院 センバツ切符へ決意 花巻東や盛岡大附など強豪校を破って決勝へ進出した一関学院。一度は地区予選で敗退しながらも、持ち前の堅守と「二年前の優勝チームよりいい」と沼田尚志監督も太鼓判を押す打撃力で県大会決勝まで勝ち進んだ。決勝は攻守の詰めの甘さから敗れたものの、沼田監督はチームの成長に確かな手応えを感じたようだ。敗者復活からの勝ち上がりは、二年前に優勝した時と同じ展開。だが沼田監督が「(今回は)普段と何か違った」と明かすように、盛岡四・中屋の緩急を付けた投球術に狙い球を絞れず、細かな守備のミスも重なり、東北大会への課題を残す結果となった。 それでも決勝までの県大会四試合では先制点を奪い、追い上げられても堅い守備からリズムをつくり、私立の難敵を倒し勝ち上がった。沼田監督は「打撃力は二年前のチームよりいい。一戦一戦、手応えを感じられた」と充実の県大会を振り返った。 約二週間後の東北大会に向け、佐々木主将は「肝心なところでの集中力が欠けている。技術より気持ちの問題。負けた悔しさをどう次にぶつけるか」と、今大会で得た収穫と課題を胸に、二年ぶりセンバツ切符獲得への決意を示した。 【写真】【盛岡四−一関学院】学院八回、二死三塁から4番佐々木一の打球が三塁手の敵失を誘い2点目。1点差に詰め寄る=県営球場 |
| 一関学院、東北大会へ〜秋季東北地区高校野球県大会(9/23) |
| 第六十回秋季東北地区高校野球県大会は二十二日、盛岡市の県営球場で準決勝が行われた。第一試合では、一関学院が延長戦の末に粘る盛岡大附をサヨナラで退け、二年ぶりの決勝進出。前身の一関商工時代を含め、二年ぶり八回目の東北大会(十月十一−十五日、本県)への出場を決めた。第二試合は、軽米との乱打戦を制した盛岡四が初の決勝進出を果たし、同じく東北大会への出場権を手にした。二十三日は、同球場で決勝と東北大会への出場権を懸けた三位決定戦が行われる。 ◇準決勝 ▽第一試合 盛岡大附 00100001000|2 10000100001x|3 一関学院 (延長十一回) (盛)鴇田、多田−中村 (一)菊地、飯田−矢守 ▽二塁打=鴇田(盛)佐々木亮、矢守(一) 【評】学院が延長十一回の熱戦を制した。一回に先制後、1点を奪い合う攻防が続いたが延長十一回、二死満塁から九番齊藤の中前適時打で決着を付けた。守っては九回途中まで主戦菊地が2失点と好投。バックも無失策でもり立てた。 一関学院・沼田尚志監督 選手がよく頑張った。先発の菊地は要所で締めてくれた。東北大会出場は決めたが、第一代表として出場できるように決勝ではしっかり勝ちたい。 ◇準決勝 ▽第二試合 軽 米 000430000|7 35120010×|12 盛岡四 (軽)玉田、兼田、外久保−長井 (盛)中屋、菊地−藤野 ▽二塁打=外久保、兼田(軽)岩岡2、藤野2、千葉(盛) 【評】盛四が軽米との両軍合わせて30安打の乱打戦を制した。盛四は三回までに大量9点を奪って主導権を握り、六回から中屋を救援した菊地が軽米の反撃を断った。軽米は中盤、7点を返し追い上げたが、序盤の大量失点が痛かった。 盛岡四・青柳伸二監督 失策がなかった差で勝っただけ。先発の中屋が普段通りの投球ができなかった。決勝は相手のスピードに負けないような試合をしたい。 ここ一番で「主役級」〜一関学院・決勝打の齊藤 サヨナラ打で勝負を決めた一関学院の九番齊藤建斗(二年)は「自分の仕事は何とか一番につなぐこと。ストレートに狙いを絞っていた」と会心の笑み。スポットの当たることが少ない九番打者が、ここ一番の場面で「主役級」の輝きを放った。一回に先制点を奪いながらも、粘る盛岡大附を突き放すことができなかった一関学院。 一進一退の攻防が続き、試合は延長戦へともつれ込んだ。 ドラマは延長十一回に訪れた。二死満塁で迎えたサヨナラのチャンス。打席に入った齊藤は「勝ちたい一心」でバットを構えたという。 球筋に気を配り「直球に的を絞った」という打球は、快音とともに中前へ。三走佐々木一真(同)を生還させ、緊迫のゲームに終止符を打った。 齊藤は「打った瞬間、センター前にボールが抜けるのが見えてうれしかった。サヨナラ打は高校に入学して初めて」とほおを緩ませた。 齊藤は決勝に向けて「とにかく全員で野球をする。つなぐ気持ちを忘れずに勝利を目指したい」と抱負。二年ぶりの優勝に向け、決意を込めて拳を握った。 【写真】【盛岡大附−一関学院】学院延長十一回、二死満塁から9番齊藤がサヨナラ打となる中前打を放つ=県営球場 |
| 4強出そろう〜秋季高校野球県大会(9/20) |
| 第六十回秋季東北地区高校野球県大会は十九日、二日間雨で順延となっていた準々決勝四試合が花巻、森山(金ケ崎町)両球場で行われ、一関学院などが準決勝進出を決めた。 一関学院は福岡を六回コールドで圧倒。千厩は軽米に惜敗し、専大北上は盛岡大附に完封で敗れた。 東北大会出場を懸けた準決勝二試合は二十二日、盛岡市の県営球場で行われる。第一試合(午前十時開始予定)は一関学院と盛岡大附の私立対決、第二試合は軽米と盛岡四(午後零時二十分開始予定)の公立同士が激突する。決勝戦と三位決定戦は二十三日、同球場で予定されている。 ◇準々決勝 ▽花巻球場第一試合 軽 米 000100020|3 000100100|2 千 厩 (軽)玉田、兼田−長井 (千)元柏−小野 ▽三塁打=佐藤(千) 【評】軽米は八回、同点としなお二死から連打で逆転。五回から救援の兼田が終盤、千厩の反撃を断った。千厩は七回、九番畠山の左前打で勝ち越したが、八回の得点機を生かせず力尽きた。 ◇準々決勝 ▽同第二試合 盛岡四 020010100|4 100000020|3 久慈東 (盛)中屋−藤野 (久)中村−新屋 ▽二塁打=中屋(盛)青名畑、中村(久) 【評】盛岡四は二回、3四球を絡めすかさず逆転。先発中屋が終盤久慈東の追撃をかわし、逃げ切った。久慈東は八回、四番中村の2点二塁打で1点差に追い上げたが粘り及ばなかった。 ◇準々決勝 ▽森山球場第一試合 一関学院 103207|13 000000|0 福 岡 (六回コールド) (一)菊地、飯田−矢守 (福)鈴木−外田 ▽三塁打=菅原(一)▽二塁打=菅原、金森、矢守(一)佐藤、外田、畠山(福) 【評】学院は初回に先制し、三回にも一番菅原の適時二塁打などで3点を追加。六回にも打者十一人を送る猛攻で大量7点を挙げ、計16安打で13得点。無失点で攻守とも福岡を圧倒した。 ◇準々決勝 ▽同第二試合 専大北上 000000000|0 00000302×|5 盛岡大附 (専)石田、大和田、高橋徳−佐藤敏 (盛)鴇田−中村 【評】盛大附が投打がかみ合い快勝。六回、重盗で揺さぶり3点を挙げ、先発鴇田が2安打に抑え完封した。専北は先発石田が五回まで盛大附打線を無失点に抑えたが、終盤流れを失った。 |
| 8強に千厩、専大北上〜秋季高校野球県大会(9/17) |
| 第六十回秋季東北地区高校野球県大会は十六日、花巻球場など県内四会場で二回戦八試合を行った。今夏岩手大会準優勝の専大北上が盛岡中央を破ったほか、千厩、一関学院などが準々決勝に駒を進めた。十七日は、同球場と森山球場で準々決勝が行われる。 【花巻球場】第一試合は、福岡が中盤着実に加点し、高田を退けた。第二試合は、序盤に流れを引き寄せた一関学院が攻守に安定感を発揮し、久慈に付け入るすきを与えなかった。 ◇二回戦 ▽第一試合 高 田 000200002|4 00213200×|8 福 岡 (高)三浦、高橋−河野 (福)鈴木−外田 ▽本塁打=中道、佐藤(福)▽二塁打=千葉(高)佐藤、山内(福) ◇二回戦 ▽第二試合 一関学院 140000003|8 010010000|2 久 慈 (一)阿部航、飯田−矢守 (久)柏崎−北沢 ▽三塁打=金森(一)▽二塁打=菅原、佐々木亮、佐々木一2、矢守(一) 【森山球場】第一試合は、三回に六番照井翔の本塁打などで勝ち越した花北青雲が2点のリードを守り切れず、久慈東に逆転サヨナラ負け。第二試合は、着実に加点した盛岡四が宮古に七回コールド勝ちした。 ◇二回戦 ▽第一試合 花北青雲 202000000|4 020000012x|5 久 慈 東 (花)伊藤−高橋健 (久)中村−新屋 ▽本塁打=照井翔(花)▽二塁打=青名畑、正路(久) ◇二回戦 ▽第二試合 盛岡四 0303010|7 0000000|0 宮 古 (七回コールド) (盛)中屋、菊池−藤野 (宮)八木、昆−立花 ▽三塁打=佐藤(盛)▽二塁打=松舘(宮) 【一関球場】第一試合は、千厩が2−2の同点で迎えた最終回、七番元柏の適時打など長短5安打で一挙4点を奪い、緊迫のゲームに決着を付けた。第二試合は、中盤から盛り返した軽米が大船渡を破った。 ◇二回戦 ▽第一試合 千 厩 000002004|6 000000200|2 盛岡市立 (千)元柏−小野 (盛)吉田彰、佐々木、佐藤昭−細野 ▽二塁打=小野、千葉静、菅野(千) ◇二回戦 ▽第二試合 軽 米 001210002|6 100000000|1 大船渡 (軽)玉田、兼田、外久保−長井 (大)井上−金野 ▽三塁打=志田(大)▽二塁打=苅敷山、外久保、藤澤(軽) 【前沢球場】第一試合は、水沢が最終回で同点に追い付いたが、盛岡大附にサヨナラで屈した。第二試合は、専大北上が同点で迎えた六回に2点を勝ち越し、終盤にも加点。追いすがる盛岡中央を振り切った。 ◇二回戦 ▽第一試合 水 沢 000200002|4 001000121x|5 盛岡大附 (水)松本−千田 (盛)鴇田、多田−中村 ▽本塁打=清野(盛)▽三塁打=伊藤、伊東(盛)▽二塁打=千田(水) ◇二回戦 ▽第二試合 専大北上 001002101|5 100000110|3 盛岡中央 (専)大和田−佐藤敏 (盛)橋本−中塚 ▽三塁打=阿部(専)▽二塁打=中井2(専)田崎(盛) 笑顔でチーム牽引〜専大北上 中井主将 2点リードで迎えた九回、専大北上は無死二、三塁と一打同点とされるピンチを迎えた。ここで、盛岡中央の二番佐々木雄太(二年)が三塁へ痛烈なゴロを放つと、守備陣は三走の挟殺プレーを成功させ、さらに本塁を突いた二走も、一塁手の中井隆盛主将(同)が冷静にベースカバーに入り、タッチアウト。その後もピンチは続いたが、主戦大和田翔平(同)が踏ん張り、勝利をモノにした。「監督を見たら、本塁が空いていると言われたので、自分がカバーに行った」と振り返った中井主将。打っても、五回に逆転の中越え二塁打を放つなど3安打の活躍を見せた。 今夏の岩手大会では、3本塁打と大暴れし、新チーム結成後には主将となった。主砲として自分の仕事をこなすだけではなく、チーム全体に目を配らなければならない立場となり、夏までとは違った重圧がのし掛かった。さらに、夏の活躍で周囲の期待も大きくなり、「打ってやろうと力が入り過ぎるようになった」ことで、調子を落としていたという。 しかし、新主将を支える仲間たちによって、その重圧から徐々に解き放たれていった。試合でも、チーム全体の調子が上がってきたことで、つなぐ意識で打席に入れるようになり、好調時のイメージを取り戻しつつあるようだ。 ピンチの場面でも、笑顔を絶やすことなくナインを鼓舞した。「どんな状況でも、ミスしても、笑顔で次のプレーに臨みたい」。名実共にチームの顔となった中井主将が、夏に果たせなかった「甲子園」という夢を実現させるため、笑顔でチームを牽引(けんいん)する。 【写真】【専大北上−盛岡中央】専大北上六回二死二塁から、5番佐藤敏の左前適時打で生還し、次打者とハイタッチで喜ぶ二走中井(右)=前沢球場 |
| 一関学院、花巻東下す〜秋季高校野球県大会(9/16) |
第六十回秋季東北地区高校野球県大会は十五日、花巻球場など県内四会場で一回戦十二試合を行った。一関学院が今夏甲子園出場の花巻東を、水沢は春季東北大会優勝の一関一を下し、二回戦に駒を進めた。このほか花北青雲などが勝ち上がった。十六日は引き続き四会場で二回戦八試合を実施。専大北上、千厩などのシード勢が登場し、八強を懸けて熱戦が繰り広げられる。 【花巻球場】第一試合は盛岡大附が七回に5点を奪い、花巻北をコールドで圧倒。第二試合は水沢の先発松本が一関一を4安打に抑え完封勝ち。第三試合は盛岡中央が終盤に逆転、浄法寺に辛勝した。 ◇第一試合 花 巻 北 1000000|1 1001105x|8 盛岡大附 (七回コールド) (花)澤田−佐藤 (盛)吉田、金澤−中村崎 ▽本塁打=熊谷(盛)▽三塁打=伊藤(盛)▽二塁打=熊谷(盛) ◇第二試合 一関一 000000000|0 02000001×|3 水 沢 (一)岩渕紀−岩渕大 (水)松本−千田崎 ▽二塁打=及川成、大槻、高橋(水) ◇第三試合 浄 法 寺 300000000|3 10100003×|5 盛岡中央 (浄)三浦智、亀谷−田口頌 (盛)品川−中塚崎 ▽三塁打=佐藤龍(浄)古舘(盛)▽二塁打=田崎、古舘(盛) 【森山球場】第一試合は盛岡市立が効果的に得点を重ね、粘る花巻南を下した。第二試合は三人の継投で軽米が逃げ切った。第三試合は大船渡が大量14点を奪い、五回コールドで金ケ崎に大勝した。 ◇第一試合 盛岡市立 400100300|8 100001002|4 花 巻 南 (市)佐藤昭、吉田彰−細野 (花)佐々木謙、河野−和田、木村崎 ▽三塁打=高橋孝(盛)▽二塁打=高橋健(盛)多田大(花) ◇第二試合 軽 米 102000000|3 000010000|1 釜石南 (軽)玉田、兼田、外久保−長井 (釜)佐々木寛、刈屋、大瀧−古澤崎 ▽三塁打=兼田(軽)刈屋(釜)▽二塁打=長井(軽)川畑(釜) ◇第三試合 大船渡 11507|14 00000|0 金ケ崎 (五回コールド) (大)井上、佐々木雄−金野 (金)村上、菅原、佐々木裕−瀧澤崎 ▽三塁打=志田(大)▽二塁打=蒲生、伊藤翼(大) 【一関球場】第一試合は三回に一挙4点を奪った久慈東が岩谷堂に逆転勝ち。第二試合は花北青雲が序盤に先制し、先発伊藤の完投で逃げ切った。第三試合は先制した盛岡四の投打がかみ合い、一関工を1点に抑え快勝した。 ◇第一試合 岩谷堂 010000000|1 00400100×|5 久慈東 (岩)濱野−千田 (久)中村−新屋崎 ▽二塁打=及川政(岩)中村、堀米(久) ◇第二試合 花北青雲 002010000|3 000000100|1 盛 岡 一 (花)伊藤−高橋健 (盛)多田、田屋舘−小澤 ▽三塁打=照井翔(花)▽二塁打=須川(盛)久保田(花) ◇第三試合 盛岡四 200200010|5 000000100|1 一関工 (盛)中屋−藤野 (一)清水、加藤−小野 ▽三塁打=佐藤2(盛) 【前沢球場】第一試合は中盤に大量点を挙げた高田が七回コールド勝ち。第二試合は久慈が終盤粘りを発揮し鮮やかな逆転勝利。第三試合は一関学院が七回、3点を挙げて駄目押し。先発菊地が花巻東を1点に抑え快勝した。 ◇第一試合 釜石商 0000000 |0 0100321x|7 高 田 (七回コールド) (釜)岩崎−佐藤 (高)高橋−河野崎 ▽本塁打=山田一(高)▽三塁打=境田、堺一(高) ◇第二試合 宮古商 000030000|3 00100021×|4 久 慈 (宮)清水−星野 (久)柏崎−北沢崎 ▽三塁打=佐藤(宮)太田、中屋敷(久)▽二塁打=坂本、星野(宮)佐藤(久) ◇第三試合 一関学院 000100300|4 000000010|1 花 巻 東 (一)菊地−矢守 (花)高橋駿、菊池雄−中村崎 ▽三塁打=菅原(一)▽二塁打=佐々木一、矢守、藤原(一)川村(花) 一関学院、好敵手を攻略 一回戦屈指の好カードは、気迫で圧倒した一関学院が、夏の覇者・花巻東を下した。学院は四回、スクイズで先制すると、八回には夏の甲子園でも好投した花東の「守護神」菊池雄星(一年)を攻略。先頭の一番菅原義信(二年)の右中間三塁打を皮切りに一死満塁とすると、五番藤原一秀(同)が走者一掃の左越え二塁打を放ち、勝負を決めた。 沼田尚志監督は「選手は皆、気持ちが入っていた。(菊池は)打てないと思っていたので、直球に的を絞っていた。よく集中していた」と打線をたたえた。 夏と同様に左打者をズラリとそろえた花東打線に、敢然と立ち向かったのは右腕菊地翔太(一年)。最速140キロ近い直球を武器に、粘りの投球で1点に抑え、一年生同士の「キクチ対決」を制した。 地区予選の準決勝千厩戦では、九回一死まで無安打無得点に抑えながらも、そこから崩れて3点差を逆転される苦い経験をした。「あの時は自分の勝負を優先した」と振り返る菊地は「きょうはチームの勝ちにこだわった。仲間を信じて投げて気持ち良かった」とニッコリ。 花東菊池に対して「自分も同じ甲子園の舞台に早く上りたい」とライバル心をのぞかせながらも、次戦に向けて気持ちを切り替えたエース。二年ぶりの春の甲子園出場に向けて、学院が好スタートを切った。 【写真】【一関学院−花巻東】夏の覇者・花巻東を下し、応援席に一礼後、笑顔を見せる一関学院ナイン=前沢球場 |
花巻東や盛岡大附など強豪校を破って決勝へ進出した一関学院。一度は地区予選で敗退しながらも、持ち前の堅守と「二年前の優勝チームよりいい」と沼田尚志監督も太鼓判を押す打撃力で県大会決勝まで勝ち進んだ。決勝は攻守の詰めの甘さから敗れたものの、沼田監督はチームの成長に確かな手応えを感じたようだ。
サヨナラ打で勝負を決めた一関学院の九番齊藤建斗(二年)は「自分の仕事は何とか一番につなぐこと。ストレートに狙いを絞っていた」と会心の笑み。スポットの当たることが少ない九番打者が、ここ一番の場面で「主役級」の輝きを放った。
2点リードで迎えた九回、専大北上は無死二、三塁と一打同点とされるピンチを迎えた。ここで、盛岡中央の二番佐々木雄太(二年)が三塁へ痛烈なゴロを放つと、守備陣は三走の挟殺プレーを成功させ、さらに本塁を突いた二走も、一塁手の中井隆盛主将(同)が冷静にベースカバーに入り、タッチアウト。その後もピンチは続いたが、主戦大和田翔平(同)が踏ん張り、勝利をモノにした。
一回戦屈指の好カードは、気迫で圧倒した一関学院が、夏の覇者・花巻東を下した。