<82校 球児の夏開幕〜高校野球岩手大会>
第八十九回全国高校野球選手権岩手大会(県高野連など主催)は十二日、前回より二校少ない八十二校が出場して開幕した。初日は盛岡市の県営野球場で開会式が行われ、出場全校のナインが堂々の入場行進を披露し、甲子園を目指した熱戦がスタートした。
開会式後には一回戦二試合が行われ、県南関係では水沢農が初戦で涙をのんだ。
二日目の十三日は県営、花巻、森山、一関など県内六会場で一回戦十六試合が行われる。
=一球に全身全霊 「熱い夏」誓う〜伊保内の大ア主将=
選手宣誓を務めたのは伊保内の大ア敬史主将(三年)。「野球をさせてくれた家族、仲間、多くの方々に心から感謝し、一球に全身全霊を傾け、一生忘れることのない熱い夏にすることを誓います」と声高らかに叫ぶと、観衆からは拍手がわき起こった。
宣誓の内容は自ら考え、飯塚高監督などに直してもらい、約一週間前に完成させた。学校に通う約十分間を利用しながら、練習を重ねた。
本番では宣誓文をポケットに忍ばせていたが、「頭に文章が浮かんできた」と言い、落ち着き言葉をかみしめるように語った。
チームメートに朝からプレッシャーを掛けられていた、と明かし、ほっとした表情を浮かべながらも「熱い夏にします」と既に気持ちは試合に向いていた。
【写真】「一生忘れることのない熱い夏にする」と宣誓した伊保内の大ア主将 |
=水沢農 攻め手欠く=
【岩手10−0水沢農】初回に6点を失った水農が、六回コールドで岩手に敗れた。四回に四番佐藤元、五番後藤、六番高橋和の連続安打で得点圏まで走者を進めたもののあと1本が出ず、その後も攻め手を欠いた。
野球ができて幸せ
「俺に付いてきてくれてありがたかった。この仲間とできて良かった」と、六回コールド負けにも満足げな表情を浮かべた水沢農の千葉亮輔主将(三年)。試合を振り返り「百点」の評価を付けた。
部員不足から廃部の危機に直面したが、今春、一年生十人が加入しチームを編成することができた。それだけに「今、野球をできることが幸せに思う」と胸を張った。
後輩には「どんどん勝っていけるチームになってほしい」と成長を期待。千葉主将ら三年生二人の夏は終わった。
【写真】【水沢農−岩手】水沢農四回、二死一塁から6番高橋和の右前打で1走後藤が三塁へ |
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