第89回全国高校野球選手権岩手大会試合結果
 

 <一関勢が好スタート〜夏の高校野球岩手大会>

 第八十九回全国高校野球選手権岩手大会(県高野連など主催)は十三日、県営、花巻、森山総合運動公園、一関運動公園など六球場で一回戦十六試合が行われた。

 プロ野球西武との金銭授受問題や特待生問題などで揺れた前回優勝の専大北上は延長十回の末、盛岡三にサヨナラ勝ち。高野連再加盟後、初の公式戦を苦しみながらも勝利で飾った。

 前回ベスト4の一関学院は幸先よく五回コールド発進。金ケ崎、水沢一の胆江勢はともに五回コールド勝ちした。前沢、一関工も1点差の接戦を制し、花巻農は九回サヨナラ勝ちで初戦を突破した。一関高専は胆沢に七回コールドで快勝。

 十四日は六球場で二回戦十六試合が行われ、第一シード一関一などシード八校が登場する。

 =専北 復活の“初勝利”=

 野球部解散という苦難を乗り越え、前回王者の専大北上の校歌がグラウンドに響いた。堀田一彦監督は「価値のある一勝。内容はともかく選手にとっては大きな財産になる」と新生野球部の初戦突破に安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 試合では「狙い球を絞り切れなかった」(堀田監督)。二回に先制したものの九回までに放った安打はわずかに2本。盛岡三の主戦菊池賢哉(三年)の巧投に最後まで苦しめられた。走者を許しながらも、粘りの投球を続けていた主戦箱崎修平(同)も六回に追い付かれ、試合は延長戦にもつれ込んだ。

 チームを勝利に導いたのは昨夏甲子園に出場した二番津田嶺(同)。十回裏、一死満塁から「打って決める」と菊池の直球を狙い打ち、決勝の右犠飛。十回を投げ抜いた三走箱崎がサヨナラのホームに滑り込んだ。

 約二カ月間の解散ブランク。「希望を捨てないで前を向いて進んでいこう」と部員を励まし続けた千田翔主将(同)は「負ける気はしなかった。守りからリズムをつくる自分たちの野球で勝ち上がっていく」と先を見据える。決勝打の津田は「特別な一勝」と昨秋以来の公式戦勝利の味をかみしめ、チームは一丸で連覇に向け、決意も新たにスタートを切った。

【写真】【盛岡三−専大北上】専大北上十回一死満塁から、2番津田の犠飛で生還した箱崎(背番号1)を笑顔で迎えた専北ナイン=花巻球場
7月13日の試合結果
 
【県営野球場】
◇1回戦
R
沼宮内
久慈 X 10
(7回コールド)
 
R
宮古
住田
(7回コールド)
 
R
一関高専
胆沢
(7回コールド)
 
【花巻球場】
◇1回戦
R
釜石工
花巻農 1X
 
R
宮古北
一関学院 10 X 13
(5回コールド)
 
10 R
盛岡三
専大北上 1X
(延長10回)
 
【森山総合運動公園野球場】
◇1回戦
R
紫波総合
前沢 X
 
R
大野
花北青雲
 
R
山田
大船渡農
 
【一関運動公園野球場】
◇1回戦
R
広田水産
金ケ崎 X 10
(5回コールド)
 
R
水沢一 11
平舘
(5回コールド)
 
R
一関工
江南義塾
 
【八幡平市総合運動公園野球場】
◇1回戦
R
葛巻
久慈山形
(7回コールド)
 
R
福岡
浄法寺
 
【雫石球場】
◇1回戦
R
宮古工
盛岡工 X
(7回コールド)
 
R
福岡工
種市
 
 
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