第89回全国高校野球選手権岩手大会試合結果
 
7月16日の試合結果
 

 <大東、千厩が快勝〜夏の高校野球岩手大会>

 第八十九回全国高校野球選手権岩手大会は十六日、県営、森山(金ケ崎町)、一関の三球場で二回戦残り六試合が行われた。

 大東は金ケ崎を七回コールドで圧倒。一関高専は雫石との打撃戦を制した。千厩は投打がかみ合い久慈に快勝。黒沢尻工は終盤に粘りを見せ、岩谷堂に逆転勝ちした。

 十七日は花巻などを含めた六球場で三回戦十六試合。一関球場では第一シード一関一と花巻東が対戦するなど、大会の行方を左右する試合が行われる。

 =一関高専 歓喜の「夏2勝」=

 【一関高専10−9雫石】高専が雫石との乱打戦を制した。2点を追う八回、八番山下の内野安打を足掛かりに1点差とすると、一死満塁から四番佐々木勝の投ゴロが敵失を誘い逆転に成功した。

 最後の打者を右飛に打ち取った瞬間から、駆け寄り、抱き合い、歓喜がやまない。中には感極まって涙を見せる選手も。甲子園での優勝シーンと見間違えるような光景が続いた。それほどまでに一関高専にとっての「夏二勝」は遠く、険しいものだった。

 終盤まで劣勢が続いた中で迎えた八回。先頭打者はここまで無安打の八番山下諒主将(三年)。「チームに迷惑を掛けていたので、絶対に塁に出てやろうと思った」と、思い切りたたき付けた打球は高く跳ね上がり、内野安打。これが流れを再び引き戻し、チームを逆転に導いた。

 創部以来、一大会で二勝目は初の快挙。自身も同校制御情報工学科の五年に在籍する菊池了允監督は「自分が三年の時は一回戦で負けたので、このチームには何としても勝たせたかった」と、強気の采配(さいはい)を振るった。

 チームのモットーは「県内一野球を楽しむチーム」。ピンチが続いても、ナインは笑顔を絶やすことはなく、「楽しむことで流れを呼び込めた」(菊池監督)。

 次はチームとして未知の体験となる三戦目。菊池監督は「この勝ってきたリズムで三戦目に臨みたい」と自信の一言。もちろん、「楽しむ野球」を忘れることはない。

【写真】【雫石−一関高専】最後の打者を打ち取り、抱き合って喜びを爆発させる一関高専ナイン=一関球場

【県営野球場】
◇2回戦
R
遠野
盛岡北
 
R
釜石北
不来方 X 16
(5回コールド)
 
【森山総合運動公園野球場】
◇2回戦
R
千厩
久慈
 
R
黒沢尻工
岩谷堂
 
【一関運動公園野球場】
◇2回戦
R
金ケ崎
大東 X
(7回コールド)
 
R
雫石
一関高専  X 10
 
 
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