花巻

世界のチョコいかが 適正価格で途上国支援 おいものせなか【花巻】

「バレンタインを機にチョコの背景を知ってほしい」と話す新田代表

 チョコレートで途上国支援を―。14日のバレンタインデーを前に、花巻市上小舟渡のフェアトレードショップ「おいものせなか」では、公正な取引で発展途上国の生産者の生活を支える「フェアトレード」のチョコを集めたコーナーを開設。新田史実子代表は「バレンタインをきっかけに、世界のチョコの背景に思いをめぐらせてほしい」と呼び掛ける。

 チョコの原料であるカカオや砂糖はほとんどが途上国で生産されており、カカオの産地として知られるガーナでは、子供が安い労働力として扱われてしまう児童労働が問題となっている。一方、フェアトレードのチョコは生産者が生活できる価格でカカオや砂糖を買い取って作られる。

 同店のバレンタインコーナーでは、フェアトレードの板チョコ20種類や粒タイプのチョコなどが並ぶ。ボリビアやドミニカ共和国、ペルーで生産されたカカオや、フィリピンやコスタリカで生産された砂糖などを原料にしたチョコで、無農薬栽培のため健康にも良いという。

 新田代表は「1枚のチョコから途上国の生産者の貧困をなくしていきたい。バレンタインにぜひ活用してもらえたら」と話している。

 問い合わせは同店=0198(22)7291=へ。

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