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2016年12月
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コラム 記者ワープロ

日日草

(9/4)

 年齢を重ねるに従い1年が短く感じられる。この間まで花見や新緑の季節だと思っていたら梅雨が明け、今や虫の音が聞こえてきて秋の訪れを感じる。1日は24時間なわけだが、欲を言えば30時間ほどあったらいいなぁと思う

▼太陽系から最も近い恒星のケンタウルス座アルファ星で、地球に似た惑星を発見したニュースが話題だ。英ロンドン大などの国際研究チームがアルファ星を構成する連星「プロキシマ・ケンタウリ」を周回していると発表した。水が液体で存在する可能性もあるという

▼惑星は「プロキシマb」と名付けられた。地球から約4・2光年の距離だが、宇宙スケールで見れば、同じ長屋の住人以上に近い。質量は地球より少なくとも1・3倍あるらしいが、一番気になるのは公転周期で、11日程度と短い。地球の半月分もない

▼太陽を1周する地球の公転は約365日あり、人々は一年を通して寝起きし、季節を感じながら日々生活している。仮にプロキシマbで暮らしたならば、わずか11日で1年を過ごすことになるのだろうか。ただでさえ時の流れを早く感じているだけに、どうにも慌ただしく思える

▼ただし、生命が存在しているのか確証はまだ得られていないという。地球に似ていても、大気の成分がかなり違うことはあり得る。海外ではそれらを調べるため、探査機を送り込む構想もあるようだ

▼実際に4・2光年を旅するには途方もなく時間がかかる。宇宙にはもっと地球そっくりの惑星があるに違いないが、今はプロキシマbに生命が存在する可能性があるというだけでわくわくしている。