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コラム 記者ワープロ

日日草

(9/22)

 花いっぱい運動が盛んな県内では、道路沿いの花壇が見頃で目を和ませてくれる。今年は10月1日に開幕する「希望郷いわて国体」に向けた見応えのある花壇が多く、選手や関係者を歓迎しようという作り手の意気込みが感じられる

▼目を引くのが真っ赤な花が盛りのサルビア。子供の頃、花を摘み蜜を吸った記憶のある花だが、1970年の岩手国体の際、子供会で花壇に植えたのもサルビアだった。以来、とても身近な花になった

▼今も、サルビアの花を見掛けると、その頃の思い出とともに、ふと「サルビアの花」の懐かしく、悲しげな歌が浮かんでくる。「いつもいつも思ってた、サルビアの花を…」で始まる、70年代にヒットした失恋ソングだ

▼作詞者の相沢靖子さんは、サルビアの鮮烈な赤い色に、別れた彼女への未練を引きずる男性の心情を重ねたのだという。この歌の印象が強いためだろうか、サルビアから連想する色は「赤」である

▼一関市藤沢町黄海の館ケ森アーク牧場はこの季節、サルビアの花が満開となる。名物は、なだらかな斜面に1ヘクタールの大花壇が広がる夢見ケ丘ガーデン。マリーゴールドやブルーサルビアを一緒に植えたこともあったが、今年は赤一色にしたといい、燃えるような「真っ赤なじゅうたん」を広げたような景観に心が躍る

▼46年前の岩手国体を機に広まったサルビア。「赤」は活力と力強いエネルギー、前向きな姿を連想させる色でもある。「希望郷いわて国体」の選手を迎える赤い花には、こんな思いも込められているのだろう。充実した気力と体力で勝利を目指してほしいと願う。