ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2016年12月
« 11月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
コラム 記者ワープロ

日日草

(9/23)

 住めば都とよく言うが、幾つかの市町村で暮らしたり仕事に就いたりした人にとって、定住先の町は他とどう違うのだろう。運命的な巡り合わせで、ついの住み家に決めたケースも多いはず

▼住民の人柄やお気に入りの店、発信力の高いイベント、町の美しい景観などさまざまなことと出合い、親しんだ部分が多ければその土地から離れ難くなる。逆に嫌な出来事や乏しいイベント、不便な買い物、選択肢が限られる住宅事情からは魅力を感じにくい

▼東洋経済新報社が全国の市と東京23区を対象にした「住みよさランキング2016」の総合評価で、全国1位となったのは千葉県印西市だった。全813市区のうちの5年連続トップで、千葉ニュータウン区域のベッドタウンとして発展を続けている

▼ランキングで採用したのは人口当たりの地方税収入額や病院数、都市公園面積、待機児童数、持ち家率などの15指標だ。本県では北上市の163位が最上位。人口当たりの小売業年間販売額が高く、商業施設が集積し、買い物環境が整っている点などが評価された

▼次いで盛岡市が191位、滝沢市が203位だった。出身地や住んだことのある別の市が下位に甘んじていたが、あくまで限定した指標データに基づく評価結果。その都市の優れた分野が指標に入っていなければ当然厳しい順位になる

▼これまで転勤などで居住地にした複数の市を比較すれば、確かに暮らしやすさに差はあった。ただ、指標にはない住民の人柄や素晴らしい景観にひかれ、「住みたい」と思った町をすぐに思い浮かべられることも強調したい。