ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2016年12月
« 11月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
コラム 記者ワープロ

日日草

(10/1)

 全国的に良食味のコメが続々登場している。昨年は青森県の新品種「青天の霹靂(へきれき)」などが注目を集めた。各県の多くが新ブランド米の参入に力を入れ、競争が激しくなっている

▼本県の新品種「銀河のしずく」が今月いよいよ市場デビューする。花巻市や北上市などの農家や法人が計130ヘクタールで栽培し、今年は約650トンの収量を見込む。県産オリジナル品種として最高評価の定着が期待される

▼これまで県内ではひとめぼれと、あきたこまちを主力に作付けされてきた。「銀河のしずく」はあきたこまちより食味、収量性に優れた品種として県央向けに開発された。試食した際は粒が白くつややかで、適度な粘りとうま味が特長だと感じた。とはいえ、最大の関心事は消費者にどう受け入れられるかだろう

▼隣県の宮城県はササニシキとひとめぼれの発祥の地として知られる。藩制時代からの米どころだが、最近は産地間競争の激化でやや影が薄くなっていた。そのため新品種を2年後に市場デビューさせる計画で、ひとめぼれ以上にもっちりとした食感を特長にするらしい

▼岩手県では「銀河のしずく」に続き、県南を主産地とするフラッグシップ米「岩手118号」の2017年度からの市場供給を見込む。コシヒカリを超える極良食味米とされる118号は県南で試験栽培中。今後、栽培適地や生産者の選定要件を定め、本県の最上級品種として他産地の強敵と競い合う

▼先行させた「銀河のしずく」は4年後に1万ヘクタールまで作付けを拡大し、生産量も5万トンに増やす見通しだ。生産者にとっても力量の見せどころだろう。