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コラム 記者ワープロ

日日草

(10/5)

 秋は行楽期で、ドライブやキノコ狩りなど戸外で過ごす楽しみが増える。秋晴れのすがすがしい空気を吸いに自然豊かなスポットに出掛ける人が少なくないのは、稲作前の遠い祖先が森や山里で暮らしていたからかもしれない

▼今は食欲の秋でもある。お腹を満たしてくれる芋の子会や芋煮会は本県南部だけでなく、山形県や宮城県などで広く行われている。しょうゆやみそ、鶏肉、豚肉、牛肉、サトイモ、ジャガイモなど地域によって調味や食材が異なるようだ

▼一関市の「磐井河原いものこ会」が今月から一関遊水地記念緑地公園お花見広場で始まった。現地で調理器具や食材が調達できるため、手ぶらで楽しめるのが人気だ。販売の芋の子汁セットは特産サトイモや曲がりネギ、豚肉、大根、ゴボウ、シメジなどが入る

▼これまで市中心部を流れる磐井川の河川公園を会場にしてきたが、今年は堤防改修工事により変更された。土日・祝日のみの開催で、来月6日まで実施される。熱々の芋の子汁に舌鼓を打ちながら友人、知人らと談笑するのは実に楽しい

▼岩手国体が開催中だが、競技場近くで鍋を囲み、じっくりと煮込んだ芋の子汁を味わう人たちを見掛けた。来月には奥州市水沢区で日本一のジャンボ鉄鍋・大芋の子会もある。「鋳物のまち」水沢ならではの直径3・5メートルの巨大鉄鍋で、6000人分の芋の子汁を調理し、来場者に振る舞うという

▼サトイモが日本に伝わったのはイネよりも早く、縄文後期と考えられている。それが現代の芋煮会に発展し、体だけでなく気持ちまで温まるのだから感謝したい。