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コラム 記者ワープロ

日日草

(10/12)

 岩手国体が閉幕した。本県にとって今年最大のイベントであり、本大会では正式37競技、特別1競技が行われた。県勢は選手たちの目覚ましい活躍により、男女総合成績は目標を上回る2位だった

▼46年ぶりの本県開催で、前回の岩手国体を知る人は50代以上だ。高度経済成長期だった前回と異なり、東日本大震災からの復旧・復興のシンボルとして開催され、スローガンに「広げよう 感動。伝えよう 感謝。」を掲げた

▼開催直前には思わぬ事態に見舞われた。着々と準備が進んでいたところ、8月末に台風10号が襲来して競技会場が被災。岩泉町は軟式野球の開催を断念したほか、釜石市のトライアスロン競技のバイクもコース変更を余儀なくされた

▼ある意味で追い風もあった。リオデジャネイロ五輪のメダリストや代表選手が出場して注目を集め、9月の水泳に続き各競技を盛り上げた。県民も大会運営ボランティアを務めたり各会場へ応援に駆け付けたりし、国体を成功させるのに一役買った

▼総合閉会式では次回開催地の愛媛県に国体旗がしっかり引き継がれた。本県では次なる全国障害者スポーツ大会が22日に開幕する。「希望郷いわて大会」には全国から選手が再び集い、正式13競技、オープン4競技で能力の限界に挑む

▼岩手国体は震災後初の被災地開催となり、全国からの復興支援に感謝を伝えた。手に汗を握る競技が相次ぐ中、たまたま期間中に訪れた県外客が国体開催を知るケースもあり、周知の難しさを感じさせた。いつか3回目の岩手国体が巡ってきても、おもてなしの気持ちは忘れないようにしたい。