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2016年12月
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コラム 記者ワープロ

日日草

(10/13)

 山あいのカーブを抜け、視界が開けた先に現れるのは緩斜面を飾る特大のリース。半月ほど前に本紙でも紹介したカンナの大規模円形花壇だ。クリスマスにはまだ早いが、葉の緑に赤と黄色の花が咲き誇る姿を連想させる

▼円形花壇は、奥州市江刺区梁川の菊池均さん(68)がホップ畑の一部を使って自ら設計した。直径約40メートルで広さ10アールほど。円の内側に黄色、外側に真紅と朱色の赤系を配置した。植えたカンナは約500株に上る

▼大量のカンナの使用を可能にしたのは、菊池さんが10年がかりで成功した球根の冬越し。凍らせたり、かびさせたりの失敗を繰り返した末、ハウス内で土から一部を出し、マルチのトンネルを掛ける方法で成功した

▼昨年は自宅の門口にだけ植えたが、今年は自宅裏の傾斜地に円形花壇を整備した。5月の連休に植えて7月ごろ開花。夏を彩った他の草花の季節が過ぎ、道路側からの視界をさえぎっていたホップの収穫終了に伴い姿を現した

▼大型種で通常1~2メートルの草丈は、大半が2・5メートルほどまで成長。圧巻の光景に、通り掛かりの人から「これは何?」と聞かれることもしばしばとか。円の中央にベンチを置いて眺めるつもりが内側の黄色い方が高くなる見込み違いもあったが、迫力ある見事な出来栄えに菊池さん自身も驚く

▼希望郷いわて大会の来訪者を歓迎する各地の花壇や花プランターのもてなし役ももうひと踏ん張り。カンナは冬越しする来年用の球根を確保するため、霜が降りる前に一部を刈り取る予定。菊池さんは「迷路も面白そう」と人が楽しめる趣向を考える。