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コラム 記者ワープロ

日日草

(10/28)

 前に住んでいた家の近くは公園が比較的多かった。いずれもミニ公園だったが、幼児が遊ぶには十分な広さだ。それなのに幼児の姿を見掛けることはあまりなかった

▼話題を小学校の統合に移すと、以前は1学年100人台だった児童数が1桁まで減り、苦渋の選択で統合を決めたケースが少なくない。やっと実現した統合校も児童の減少を抑えきれず、近くの小学校と再び統合に向かう時期がそう遠くないのだという

▼スポーツ少年団も子供の減少に悩んでいる。小学生の約1割がスポ少に登録するとされ、国内最大の青少年スポーツ団体ではある。笹川スポーツ財団のまとめでは、2002年から14年にかけて全国のスポ少の数は約3万4000団と横ばいだったが、団員数は2割の減少となった

▼その間に全国の児童数は1割弱の減少率だったことから、それを上回るスピードで団員が減ったことになる。種目では二大人気のサッカーが1割減、軟式野球が2割減だった

▼運営は地域のスポーツ指導者や保護者などのボランティアで支えられている。戦後に発足し、50年以上の歴史を誇るスポ少も多く、そこで育った団員が大人になり、指導する立場を引き継ぐ場合も多い。このリレー方式とも言える取り組みが今後、先細りすることが懸念される

▼希望郷いわて国体と希望郷いわて大会が開催され、終幕したばかりだが、国体や五輪で活躍できる選手の育成がいかに重要かを痛感する機会にもなった。子供の減少は確かに大問題だが、だからといって地域に根付いた青少年スポーツ活動を後退させるわけにはいかない。