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コラム 記者ワープロ

日日草

(10/30)

 最近になって、「アルハラ」なる言葉の存在を知った。アルコールに弱い体質の人にとっては、思わずうなずける言葉でもある

▼正確には「アルコールハラスメント」を略した和製英語だという。急性アルコール中毒による死亡者が増加した1980年代以降、急速に浸透。酒席にまつわる迷惑行為に関し、自重を促す代名詞としても定着している

▼アルハラの定義5項目には「飲酒の強要」「イッキ飲ませ」「意図的な酔いつぶし」「飲めない人への配慮を欠くこと」、そして「酔ったうえでの迷惑行為」が示されている。若気の至りではないが、過去に体験した酒宴の席で幾つかの項目に該当する節があったことを思い出す

▼真っ先に思い起こされるのが必要以上の飲酒の強要だ。体質的に限界が早い中での無理な飲酒にへきえきしたこと、一方で先輩風を吹かせての後輩への配慮を欠いた飲酒の勧めがある。場を盛り上げる雰囲気の中で見逃されてきた感はあるが、いずれ反省すべき迷惑行為であったことに違いはない

▼就職や口コミなどに関する情報サイトを有するキャリコネ調査によると、成人の約6割がアルハラを認知しているという。悪質な行為に関する意識調査では「体質的に飲めない人への強要」と、未成年者や運転手など「法律的に禁じられている人への強要」が特に目立つという

▼飲酒の席では「酔った勢い」をよく聞く。しかしながら、行き過ぎた行為は犯罪にも結び付きかねない事態になることを理解しておきたい。酒席の機会が増えるこれからの季節、マナーを守った節度ある飲酒を心掛けたいものだ。