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コラム 記者ワープロ

日日草

(11/3)

 ザ・ドリフターズのコントにこんなのがあった。ある国際会議で各国の大使たちが英語やら何やらでまくし立てるのだが、応答に困り果てた荒井注が「ディス・イズ・ア・ペン」と返して落ちを付ける。そう、中学英語で最初にお目見えするあの定型文だ

▼県内の高校生が英語でバトルする「Kenji Cupディベート大会」を拝見した。「社会保障」をテーマに英語で賛否を討論するのだが、日本語でも手を焼くような話を高校生が英語で論じ合っている。悲しいかなヒアリングがおぼつかない。その光景にカルチャーショックを受け、湧いて出たのがドリフのせりふだ

▼自身の高校時代といえば、リーダーと文法、作文を受験用にこなすのが常道で、英語ができるといってもそれはペーパー上のこと。当時は実用英語を学ぶという環境はなかったように思う

▼人間の脳は生まれながらにして数か国語をマスターするだけの能力があり、それが必要ないと判断すると次々と回路を切り離していくのだと説く脳科学者もいる。裏を返せば主体的に求め、学ばなければ何も身に付かないということだ

▼大会4連覇を果たした一関一高の英語研究部は、部員たちが毎日個々に目標を決めてスキルアップを図っているという。ネットを通じた他校との交流もその一つ。生きた学習は、彼らの才能をどんどん開花させていくに違いない

▼日本人は自己主張が苦手な印象があり、外国人から理解されにくい面もあるが、それは時代とともに変わっていくことだろう。ディベート大会にはそう思わせる頼もしい岩手の高校生たちの姿があった。