ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2016年12月
« 11月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
コラム 記者ワープロ

日日草

(11/6)

 とうとう来た。10月になっても気温が高く、ラジオでも「この暑さは一体いつまで続くんですかねぇ」などと言っていたのに。文化祭や紅葉狩りなど「たけなわ」のはずの秋を一気に通り越した感のある寒さだ

▼テレビで冬タイヤのCMが始まった当初は「ずいぶんと早いな」と感じたが、違和感なく見ている今となっては季節を少し先取りしただけ。早めの仕掛けが重要なCM業界ではごく当たり前のことと言える

▼冬場に心配されるのが、家庭や事業所のホームタンクに起因する灯油の流出事故。タンクからポリ容器に移す際にその場を離れるなどして、あふれた灯油が付近の側溝から河川に流出する事故が多発する。県内の北上川流域で例年70件前後の通報があるという

▼そこで、この時期に実施されるのが油流出事故対策訓練。自治体や消防、国、県関係者らが連携し、オイルフェンスの設置や積み重ねた土のうで流れをせき止め、水面に浮いた油を吸着マットで回収する方法などを学ぶ

▼流出事故の主な原因は、灯油を移し替える際の人的ミスのほか、屋根に積もった雪の落下や地震、経年劣化による配管の破損など。河川に流出させてしまうと、飲料水や工業用水、かんがい用水の取水停止や生態系への悪影響など重大な被害を招く恐れがある

▼注目すべきは、人件費や資材費に灯油1缶(18リットル)分で約50万円とされる回収処理費用。「原因者負担」として事故を起こした人が負担しなければならず、くれぐれも注意したい。万一、流出させた場合は少しでも早く消防などに連絡することも被害の拡大を防ぐ上で大切だ。