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コラム 記者ワープロ

日日草

(11/21)

 「病は気から」といわれる。確かに気の持ちようで、具合の悪さがどこかに吹き飛んで楽になることがあるから不思議だ。反対に病気が悪化すると、気力までなえる

▼日本人の4人に1人が腰痛に悩んでいるといわれる。塩野義製薬などが慢性腰痛患者に意識調査を行ったところ、仕事のほか、趣味活動にまで影響していることが明らかになった

▼日常生活に支障があるという患者は9割を超え、趣味活動が思うようにできていない人も過半数に上った。3人に1人は仕事を辞めようと思ったことがあるといい、腰痛が最もひどかった時は約2割が月2~3回以上欠勤していた

▼そこまで深刻な痛みに陥った経験はないが、若い頃に腰椎分離症と診断され、幾度となく腰痛を繰り返してきた。腰痛の原因は個人で異なるため対策や予防が一様でなく、素人経験によるアドバイスが逆効果になりかねない

▼長引く痛みは、やはり心理面にも影響を及ぼす。患者の6割は「家族や職場などに迷惑を掛けることがつらい」といい、周囲から理解されず、「怠けていると思われている」とも感じていた。ただ、本県の場合、趣味活動に支障があるという患者は4割にとどまり、全国で47位と最も少なかった。痛みを過度に意識しないことも慢性腰痛には有効らしい

▼患者が治療で期待するのは、生活に支障を来さない程度まで痛みが軽減することにある。治療に満足していないのに、不満を医師に伝えていない県内患者は3割。「治療法を変えてくれそうにない」などの理由が多いが、伝えなければ痛みの軽減が遅れてしまうだけだろう。