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コラム 記者ワープロ

日日草

(11/23)

 なめろうはアジやイワシといった青魚をみそなどとたたき合わせた料理で、鮮度が味を左右する。房総半島沿岸に伝わった郷土料理といい、もともとは船上で漁師が作っていたという

▼フランスのマルセイユなど地中海沿岸地方を代表するブイヤベースも、漁師が捕獲した魚介を鍋に入れて作った料理。世界三大スープの一つにも数えられている

▼なめろうもブイヤベースも、具材の良さをしっかり引き出した漁師の豊かな味覚により誕生した料理とも言える。地産地消でその土地のみに伝えられてきた料理が、いつしか広く知られるようになる。おいしいものに国境はないということか

▼地元の農産物を味わう催しが北上市で開催された。題して「きたかみ農産物を頬張る会」。市農業農村指導士会が、北上産の農畜産物を材料に特別メニューを提供した。関係者と一般市民を含め50人ほどが試食した

▼サトイモの田楽、紫キャベツのナムル、きたかみ牛のローストビーフなどメニューは15品。市場デビューしたばかりの県オリジナル品種「銀河のしずく」の白米もあり、参加者は地場産品の味の良さを堪能した。「『北上の産品はおいしい』と評価を受けたくて作っている」と関係者。地元農産物とそれを使った料理が広まることに期待を込める

▼北上といえば北上コロッケが頭に浮かぶ。コロッケつながりでは、同市口内町で収穫したキクイモを使ったコロッケやギョーザがある。キクイモは繁殖力が強くたくさん取れることに由来し、地元では「ごしょ芋」と呼ぶ。周囲をじっくり見渡せば、ヒットの種はまだまだ多く眠っている。