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コラム 記者ワープロ

日日草

(11/28)

 阪神からドラフト2位指名を受けた富士大の小野泰己投手の囲み取材でのこと。スポーツ紙の記者が「それにしても花巻というところは速球投手の宝庫ですよね」と切り出した

▼150キロ超となれば小野投手、花巻東高出の菊池雄星投手(2009年西武1位)、大谷翔平投手(12年日本ハム1位)、同大出の多和田真三郎投手(15年西武1位)がこの「花巻エクスプレス」に名を連ねる。大谷投手に至っては日本最速の165キロをマーク。もはや異次元のレベルだ

▼これら投手を輩出する花巻の土壌は何か。その導線をめぐり冗談交じりの雑談が始まった。温泉にわんこそば、ついには満州ニララーメン説まで飛び出すのだが、本題に戻せばスケルトン、つまりは体の作りが大きな要因といわれている

▼速い球を投げるための骨組みのことで、4人とも長身で弓のようなしなりを生む柔軟な筋肉の持ち主という点で共通している。本人の努力もさることながら、なるべくして備わった天賦の才がその必然を支配しているのだ

▼陸上でもアフリカ系の選手は骨盤に違いがあるといい、それが腰下の可動力に影響しているとする研究報告もある。そうした身体的アドバンテージや才能を指導者が見抜き、的確に伸ばしていくことで一流のアスリートが生まれる。今や全国に名だたるイーハトーブ花巻の高校、大学での切磋琢磨(せっさたくま)が、世に誇る投手たちを生み出した

▼これからの日本のプロ野球を背負っていくであろうみちのくの怪腕たち。いつか4人からラーメン説の真偽などを聞けたら、これは記者冥利(みょうり)に尽きるなと思ったりした。