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コラム 記者ワープロ

日日草

(12/11)

 慌ただしい師走を迎えた。年末年始は楽しみも多いが、年明け早々に行われる大学入試センター試験や私立高校の入試を控えた受験生にとっては正月どころではないかもしれない

▼入試で注目を浴びるのは「学問の神様」といわれる菅原道真だろう。道真(天神さま)を祭った福岡の太宰府天満宮は受験生に人気が高く、ある調査によれば「全国で最も多くの受験生が合格祈願した神社」なのだそうだ

▼一関市千厩町磐清水の安楽寺は、道真の四男淳茂(菅秀才)が開いた寺とされ、裏山に親子の精霊塔が並んで建つ。地元では道真ゆかりの梅を地域おこしのシンボルにした「梅の里村」が住民によって結成され、梅園を整備。毎年、梅の収穫、加工が行われている

▼この梅に着目した寺の関係者らが、オリジナルのお神酒「安楽寺天満宮御神酒」を作った。今年2月に市内の物産観光開発会社、酒店と共同で第1弾の梅ワインを販売。さらに、地元産の梅と名水を使用した梅酒を開発し、このほど第2弾として売り出した

▼開発に当たった関係者によると、梅酒は甘さの中にも酸味があり、すっきりとした味に仕上がったという。「梅の里」の新たな名物として期待を寄せるとともに、合格祈願や合格祝いとしてもお薦めする

▼梅酒のお神酒は珍しいそうだが、「飛梅」で知られる太宰府天満宮でも境内の梅の実を使ったお神酒が造られている。こちらも、梅のほのかな酸味とさっぱりとした味わいが特徴という。早春に咲く梅の花とともに受験生が喜びの春を迎えられるよう、ご利益に期待したいところである。