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コラム 記者ワープロ

日日草

(12/13)

 1年の世相を漢字1字で表す「今年の漢字」に、「金」が決まった。12日の「漢字の日」に合わせ、日本漢字能力検定協会が京都の清水寺で森清範貫主の揮毫(きごう)により発表した

▼はがきやウェブサイトなどの最多応募数であった。リオデジャネイロ五輪の金メダルラッシュや前東京都知事の政治資金問題などから、多くの人が「金」を想起したようだ。予想を的中させた人も結構いたのではないか

▼「金」は2012年に続き4年ぶり。本県の場合、黄金文化を花開かせた平泉の世界遺産登録5周年記念行事や、来年秋にデビューを見込む県オリジナル水稲新品種の名称が「金色の風」に決まるなど身近な字だった

▼1回目の1995年は阪神大震災などで「震」、台風やイラクでの人質殺害があった2004年が「災」。東日本大震災が発生し助け合いを再認識した11年が「絆」。昨年は安全保障関連法案の論議や建築偽装問題で暮らしの安全が揺らいだとして「安」が選ばれた

▼今年を振り返れば、3月の北海道新幹線開業、4月の熊本地震、7月の参院選、8月の台風10号被害、10月の大隅良典東京工業大栄誉教授のノーベル医学生理学賞決定などもあった。そうした振り返りで、日本気象協会も今年の天気を表す漢字を発表。気象予報士100人が「台」を、一般の500人が「雨」をそれぞれトップに選んだ

▼平仮名やアルファベットと違い、1字で意味が理解できる漢字。発音が分からなくとも、または互いの言語が異なっていても、同じ漢字文化圏なら字を通して意思疎通を図ることができる。実に奥が深い。