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コラム 記者ワープロ

日日草

(12/18)

 スポーツの世界には伝統の一戦と呼ばれる注目カードがある。勝敗だけでないプライドを懸けた戦いが、ファンの琴線に触れるのだ

▼1923年に始まり今年92回目を迎えた関東大学ラグビーの早明戦はその筆頭格だろう。全盛期には国立競技場を6万人の観衆が埋め尽くした。その誉れ高き一戦に早稲田のWTBで黒沢尻北高出身のルーキー梅津友喜選手が出場した

▼早明戦に本県の高校出身選手が出場する機会はそうない。70年代以降、明治で笹田学さん(盛岡工出)、熊谷直志さん、高橋善幸さん(ともに黒沢尻工出)らが出場しているが、早稲田でとなると記憶にない。両校選手にとってそれだけ狭き門なのである

▼人気再燃のラグビーだが、日本協会は63年度から続く日本選手権について、2017年度から大学勢の出場枠をなくす方針を固めた。19年ワールドカップ(W杯)日本大会に向けた代表強化のため、国内シーズンの短縮化を図るのが狙いというが、学生のプレーが見れないとなると寂しい気もする

▼27日に花園ラグビー場で開幕する第96回全国高校ラグビー大会に本県から黒沢尻工(2年連続28度目)が出場する。過去2度の優勝を誇る盛岡工と並び、出れば優勝候補という時代もあったが、58回大会の準優勝が最高。東北勢では全国最多15度優勝の秋田工も67回大会以降は頂点から遠のいている

▼高校、大学とも群雄割拠のラグビー界。ここは赤ベコの異名を取る黒工に王国「岩手」の復活を託したい。釜石でゲームのあるW杯の盛り上がりを図るためにも本県選手、チームの活躍に期待している。