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コラム 記者ワープロ

日日草

(12/30)

 地産地消といわれて久しいが、今年ほどこの言葉を強く意識した年はなかったように思う。近場に目を向けただけでも岩手を代表する農産品が目白押し。品質や食味で全国の頂点に立ったものもある

▼その筆頭は今秋市場デビューした県オリジナル米「銀河のしずく」だろう。県内約130ヘクタールで栽培され、品質も全量1等米と高級ブランド米として最高のスタートを切った。生産者をはじめ関係者の喜びもひとしおだろう

▼その「銀河」が日経トレンディ主催の「米のヒット甲子園2016」で大賞に輝いた。今一番食べてほしいお米を選ぶ新米の審査会で、お米マイスターが推薦する160品種の中から最終9銘柄にノミネート。本舞台の“甲子園”で本県がいまだ成し得ない栄冠をいち早くつかんだ

▼17年には県産米の最高級新品種となる「金色(こんじき)の風」も発売される。県は「金・銀」2トップで全国屈指のブランド米産地としての確立を目指す戦略だが、この実績をもってすれば、近い将来、それも現実のものとなろう

▼賞レースでいえば、エーデルワイン醸造の「ハヤチネゼーレ ツヴァイゲルトレーベ2013」も16年ジャパンワインチャレンジで国産赤ワイン部門の最高賞を獲得した。地元産品種にこだわっての受賞に栽培農家も沸いた

▼こうした躍進の要因を関係者に聞くと、異口同音に「農家が本気で仕事をした成果だ」と強調する。本県の基幹産業である農業。いまや高校野球同様、弱小県ではない。前述に代表される事例は、本気こそが全ての原動力であり成功の決め手となることを雄弁に物語っている。