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コラム 記者ワープロ

日日草

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 「寒」に入り一年で最も寒さの厳しい時期を迎えている。雪国岩手は穏やかな年明けを迎えたが、ここにきて今冬一番の寒波が襲来。追い打ちをかけてガソリンや暖を取るのに欠かせない石油製品の値上がりが続いている

▼10日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(1リットル当たり)は全国平均で130・5円となり、2015年11月以来の高水準に。灯油の店頭平均価格(18リットル当たり)も16年11月当初から202円上がって1387円と高騰している

▼県内はガソリンが128・9円で11月当初から4・3円、灯油は1309円で254円上昇。需要期に入っての値上がりが冬場の家計を圧迫している

▼こうした背景には、中東産油国を中心とした石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国が、原油の協調減産に合意したことが挙げられる。昨年11月の米大統領選挙後、外国為替市場で円安・ドル高が続いていることも原油の輸入価格を引き上げている。協調減産が始まると、原油価格がさらに上昇することも予想される

▼原油価格の値上がりは石油を燃料とする火力発電にも転嫁され、電気代に跳ね返る。電力大手10社は2月分の電気料金をそろって値上げする予定で、今季は一般家庭の懐事情も何かと寒さを増すことになりそうだ

▼資源に乏しい日本にあって石油は最大の輸入品。消費量の99・7%を海外に依存している。石油製品と生活が表裏一体の現代。グローバルな経済の変動はもはや遠くの話ではない。世界の片隅にあっても、その推移を注視していくことが、より良い政策の選択や身近な生活防衛につながっていく。