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コラム 記者ワープロ

日日草

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 県内の小中学校は3学期がスタートし、子供たちのにぎやかな声が校舎に戻った。始業式当日は、冬休み中に取り組んだ工作を手に登校した子供たちも多かっただろう。材料は牛乳パックやペットボトル、乳酸菌飲料容器などが定番か

▼ペットボトルは、工作に限らず活用の幅が広い。園芸用の容器やスポーツ応援の鳴り物、水難救命用具の代用、湯たんぽのほか、加湿器にも用いられる。一時は猫よけとして家の周囲に並べるのもはやったが、これは効果がなかったようだ

▼ペットボトルを使って風力発電機を作る教室が年明け早々に県立県南青少年の家(金ケ崎町)であった。参加したのは県南地域の小中学生11人。一関工業高等専門学校の准教授2人が講師を務めた

▼モーターに発光ダイオード(LED)を接続してカバーを取り付ける発電工作キットは組み立てが簡単。問題はペットボトルを切って作るプロペラの羽根で、製作者によって出来が大きく異なる

▼というのも、羽根をねじる方向や角度、厚紙の形状やサイズなどが説明書に書かれておらず、具体的な指導もない。まずは作って、扇風機の風で回るかを確かめてみる。うまく回らなければどこを直せばいいかを考える。性能テストを繰り返し、試行錯誤しながら最良の形を探るのがこの教室の狙い

▼講師の一人いわく、今の子供たちは「こうすればうまくいく」という体験はしても、うまくいかないときに「なぜだろう」「どうすればいいんだ」と考える経験が圧倒的に不足しているという。工夫はものづくりの原点。さて冬休みの工作の出来やいかに―。