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コラム 記者ワープロ

日日草

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 日本の若者が世界で活躍する青年海外協力隊は50年余りの歴史がある。現在は国際協力機構(JICA)が事業を実施。JICAによると、昨年12月末現在、これまでに88カ国へ約4万2100人が派遣された

▼地域別の派遣先はアフリカが約1万3700人で最も多く、次いでアジア、中南米の順。本県からは累計で476人が75カ国に派遣された。「開発途上国の人たちのために」という志を持ち、本県出身者も世界各地で活躍している

▼青年海外協力隊の活動を知ってもらおうと、北上市立口内小学校で報告会が開かれた。講師は同市口内町出身の佐藤晃子さん。2015年から2年間、中米エルサルバドルに派遣され、無事任務を終えて1月に帰国した

▼児童や地区住民を前に佐藤さんは「2年後の自分がどう変わっているかを期待して行った」と隊員への志望動機を語った。東京都内の医療機関に作業療法士として約6年間勤めた。現地ではその経験を生かしてリハビリの技術指導や支援活動に励み「伝えたことを継続してもらうことが私の願い」と強調した

▼児童からエルサルバドルに行って良かったことを問われ「世界を知ることができた」と答えた佐藤さん。「いろいろな視点で物事が見られ、将来の選択肢を増やせる」と、広い視野を持つことの大切さを訴えた

▼佐藤さんの話から、かつて札幌農学校(現北海道大)で教えたクラーク博士の「ボーイズ・ビー・アンビシャス(少年よ、大志を抱け)」の言葉が浮かぶ。3月は卒業、巣立ちの季節。北帰行の渡り鳥のように、夢と希望の翼を大きく広げ旅立ってほしい。