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コラム 記者ワープロ

日日草

(3/11)

 2016年中に国内で観測された震度4以上の地震は192回あったと、テレビCMで知った。日本気象協会によると、前年の44回に比べて実に4倍強。最大震度5弱以上も33回観測され、10回だった前年の3倍。多いと感じてはいたが、数字を見て改めて驚いた

▼岩泉町を中心に県沿岸北部で水害と土砂災害が起きた昨年8月末の台風10号から既に半年がたった。「3・11」の東日本大震災は、発生から6年。そして4月には九州地方に大きな被害をもたらした熊本地震から1年を迎える

▼節目には新聞やテレビで取り上げる回数が増えて扱いも大きくなるが、普段は日々のニュースにかき消されてしまう。頻発する地震のたびに震災が頭をよぎり「あの時を忘れるな」と戒められているかのようだ

▼とはいえ、節目を機に災害が発生した当時の被害状況や行政の対応、市民の行動などを振り返り、改めて検証・反省し「次のいざ」に備えることは大切である

▼災害派遣医療チーム(DMAT)の福祉版とも言える県災害派遣福祉チームがある。震災時にボランティアで活動した福祉専門職が限界を感じ、要望を受けた県が13年に創設した。登録者が大規模災害の被災地に入り、現地スタッフらと連携して要配慮者の福祉支援に当たる。どこにも必要な組織として各都道府県に設置を呼び掛け、各地に広がっているという

▼創設以来初めて出動したのが熊本地震被災地。その後の台風10号豪雨被害の岩泉町と双方の派遣に参加した事務職員は「災害を切り口に地域福祉が進む。災害対応ができれば普段の活動にも生かせる」と訴える。