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コラム 記者ワープロ

日日草

(3/16)

 全国各地のランドマーク施設などが今週、毎夜緑色の照明に照らされている。「世界緑内障週間」(12~18日)に合わせた啓発活動のライトアップinグリーン運動。日本緑内障学会が2015年に5カ所で試行後、16年から20カ所で本格実施。今年は急きょ追加の商店街などを含め44カ所(30都市)に倍増した

▼緑内障の名前自体はよく耳にするが、具体的にどういう病気か知らない人も多いのではないか。視神経に異常が起こり、視野が欠けたり、狭くなる病気。日本では失明原因で一番多く、40歳以上の20人に1人の割合で罹患(りかん)するとされる

▼水晶体が白く濁り、かすんで見える「白内障」と混同されがちだが、外科手術で視力回復が見込める白内障に対し、緑内障は一度失われた視野は元に戻らないという

▼共通するのは初期の自覚症状がほとんどないこと。緑内障は片方の目に見えない部分があっても、もう一方でカバーするため普段は異常に気付きにくい。視野が狭くなったことに気付いた時にはかなり進行しているケースが多いらしい。患者の8割が自分では気付かないでいたという調査結果もある

▼さてライトアップinグリーン運動だが、本県では県眼科医会が主体となって今回初めて参加。盛岡市の東北電力鉄塔や開運橋、奥州市の国立天文台水沢VLBI観測所など2市5カ所で実施されている

▼緑内障による失明を減らすには、早期発見・継続治療のための定期的な眼底検査が重要だ。まずは緑のライトアップの意味を理解してもらうことから始め、実施箇所を身近に増やしていくことで市民の関心を高めたい。