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コラム 記者ワープロ

日日草

(4/15)

 「時差ぼけ」と聞くと、思わず海外旅行を連想する。観光にビジネスにと飛行機で世界を駆け巡る姿を思い浮べるが、睡眠不足でも同様の症状が生じるという

▼何のことはない、日常的な夜更かしに原因がある。ゲームやスマートフォン、パソコンなどに夢中になるあまり睡眠時間が減少。慢性的な寝不足は学業成績や作業能率の低下をはじめ、頻発するイライラ感や物忘れ、疲労感、食欲の減退など時差ぼけと似たような症状を引き起こす

▼睡眠は、心身ともに健康な状態を維持していく上で欠かすことのできないものだ。厚生労働省が2014年に公表した「新・睡眠指針」の中では、10代前半まで「8時間以上」、25歳で「7時間」、45歳「6時間半」、65歳「6時間」とする適切な睡眠時間の目安が明示されている

▼一方、15年の「国民健康・栄養調査」(厚労省まとめ)結果から、成人の平均的な睡眠時間は、ここ数年の傾向として「6時間未満」とする人たちが増加傾向にあることが分かった。睡眠を妨げている要因は、男性が「仕事」、女性では「育児、家事」とする回答が多かったという

▼20~30代に限ってみると、男女ともに「就寝前のメールやゲーム」が上位を占める結果となった。慢性的な寝不足の軽視は、生活リズムを大きく狂わせることになり、睡眠障害を招きかねないという現実もある。最悪の場合は脳機能や循環機能、免疫機能低下などに至ることも指摘されている

▼「春眠暁を覚えず」。気候的に、つい寝過ごしてしまいがちな季節を迎えているが、健康のためにも過度な寝不足には注意したい。