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コラム 記者ワープロ

日日草

(4/22)

 「武士道/TOHOKU SAMURAI SPIRITS」サムライ魂の聖地ブランド化―。外国人誘客の促進を願い、新たに提案された東北観光イメージの一つだ

▼東日本大震災で激減した外国人観光客は、被災地復興が進む中で徐々に回復。2016年には、震災前をも上回る過去最多の2404万人を記録。復興庁は、これを足掛かりに「新しい東北」の創造から観光復興を目指すモデル事業を募集。17年度には民間提案の11件が選定された

▼新たな東北ブランドの一つに選定されたのが「武士道」(NTTドコモ提案)。盛岡市出身の新渡戸稲造(1862~1933年)が、日本の精神を外国人に伝えたいとの思いを込めた著書「武士道」(英文)が背景にある。体感バスツアーと組み合わせた観光企画を模索している

▼「武将のふるさと」を標榜(ひょうぼう)する愛知県が外国人観光客(韓国、イタリアなど4カ国600人)を対象に実施した調査では、侍認知度が95%以上に達した。「侍は世界の共通語」との認識を新たにし、7割が「今も存在する」と信じていることに驚かされたという

▼侍でイメージするものでは「刀」が最も多く、映画では「LAST SAMURAI」と「七人の侍」が上位を占めたほか、人気の戦国武将では豊臣秀吉、徳川家康が目立った。関心の高い観光企画では、武術と武具着衣の体験、城の見学に加え「本物の侍に会える」が多かったという

▼武士道の精神は「卑しさ(卑怯、卑劣、卑屈)」を恥じること、つまり人が人として美しく生きることにある。日本人の心として大切にしたい。