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コラム 記者ワープロ

日日草

(5/1)

 ゾウは陸上で最大の動物。初めてゾウを見たのは半世紀も前の小学生の頃、近所に来たサーカスだったと記憶している。当時は遠くの動物園まで行かないと見ることができず、まして背中に乗るなど夢のまた夢であった

▼それが2012年10月、一関市藤沢町の岩手サファリパークに2頭のアジアゾウがお目見えし、間近で見られるようになった。2頭は東日本大震災の復興支援として、ラオスからやって来たものだ

▼日本とラオスの国交60周年に向けた「親善ゾウ」でもあり、大変な歓迎を受けたようだ。園内には「ゾウの村」が整備され、背中に乗って散歩できるゾウライドは子供だけでなく、憧れ続けた大人からも人気を集めている

▼現在、岩手サファリパークにいるのはブンミー、カンピアンの雌の2頭。冬季は栃木県内にある系列の那須サファリパークで過ごす。今年も3月に越冬を終えた2頭が戻り、訪れていた子供たちの歓迎を受けた

▼この2頭、なかなかの芸達者でもある。週末にはショータイムに登場し、長い鼻を器用に使い、マラカスやタンバリンを鳴らしたり、フラフープをグルグル回したりする。鼻でのハーモニカ演奏には、見物する大人からも驚きに似た歓声が湧く

▼鼻でシャワーのように水を吐くと、見物客は悲鳴を上げながら逃げ惑うが、みんな笑顔で、なかなかのにぎわいである。大きな体に、優しい目が人気を集める理由だろうか。ゾウに乗るという夢をかなえた子供たちは「思ったより揺れたけど怖くなかった」と目を輝かせる。大型連休は、ゾウの周りに子供たちの歓声が響きそうだ。