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コラム 記者ワープロ

日日草

(5/18)

 40年も前の中学時代に買ったラジオを聴いていたり、30年余り前に一世を風靡(ふうび)したカメラを大事に保管していたりと、やけに物持ちのいい友人がいる。そんな凝り性の友を前にするとよく物をなくしたり、壊したりしてしまうわが身を反省する

▼「消費は美徳」という言葉が流行した時代は遠い昔だが、社会が豊かになり、物を大切に使う意識はやはり薄れてきているのかもしれない。多少値段が張る品物も修理するより買い替える方が安くつくといったことは往々にしてある

▼とは言いながらこの時期、どこかすっきりしないのが登録から一定の年数が経過すると高くなる自動車税の仕組み。ガソリン車の場合13年が経過した車は税金が15%ほどもアップする。環境負荷の大きい車の税率を重くするというのが理屈のようだが、手入れをしながら大切に古い車に乗っている人からすれば釈然としない思いはあるだろう

▼今年も自動車税の納税通知書が届いた。中古で10年目の愛車に“上乗せ分”はないが、税額は3万9500円と安くない。自動車取得税に重量税、ガソリン税…。毎年ながら車にかかる税金の重さを考える季節でもある

▼今年度の県内の自動車税課税台数は51万台余りで、課税額は約182億5000万円。新車登録台数の増加などで台数、額とも前年度より伸びており、県は納期内(31日まで)の納税を呼び掛ける

▼自動車税は使い道が決まっていない普通税で、県税当初予算額の13%余りを占める貴重な自主財源だという。いろんな思いで愛車に乗っている人たちの気持ちもくみ集めた税金は大切に使ってほしい。