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コラム 記者ワープロ

日日草

(5/21)

 山々の新緑が増すとともに、産直などには山菜が並ぶ。県南地方から大量のタケノコを頂いた。もうしばらくすると、今年も県北地方からヒメタケが送られてくるかも、と淡い期待を抱く。旬の物をその時期にいただく。季節感の薄れた食卓は寂しい

▼この春はギョウジャニンニクも味わった。手の込んだことはせず、ギョウジャニンニクを細かく刻みしょうゆに漬けただけ。シンプルながらも、ニンニクの風味が食材を引き立たせる

▼山の幸がふんだんに味わえるこの時期、毎年のように有毒植物による食中毒が発生している。北海道では、富良野保健所管内の80代女性がイヌサフランをギョウジャニンニクと間違えて食べたとみられ亡くなった。ユリ科のイヌサフランには有毒成分コルヒチンが含まれ、中毒症状が一致したという

▼厚生労働省によると、イヌサフランと間違えやすい植物としてギョウジャニンニクやギボウシ(ウルイ)、タマネギなどがある。ニラと間違えてスイセンの葉を食べ、重篤な食中毒症状を引き起こすケースも少なくない

▼有毒植物にはこのほか、チョウセンアサガオやトリカブトなどがある。前者はゴボウやオクラと、後者はニリンソウやモミジガサ(シドケ)と間違えやすい。厚労省は食用と判断できない植物は「絶対に採らない、食べない、売らない、人にあげない」と注意を喚起する

▼ニラやギョウジャニンニクは強いにおいがあり有毒植物と見分けできそうだが、ニラ栽培者でさえスイセンと間違えて出荷し、食中毒事故になったこともある。「大丈夫」と思い込みは禁物だ。