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コラム 記者ワープロ

日日草

(5/25)

 水を張った田んぼに残雪を頂いた奥羽の山並みが映え、薄緑色の苗が列を成してそよ風に揺れている。冬季閉鎖されていた峠道も順次開通し、雪の回廊と青空、周囲の木々の新緑がまぶしい季節を迎えた

▼金ケ崎町にある県立県南青少年の家(みどりのキャンバス)では、小中学生の自然ワンダークラブをはじめ、トレッキング、ウオークラリーなど山や川の自然に親しむ体験事業の一部が始まっている

▼毎年この時期に展開されるのが「緑の募金」。戦後の荒廃した国土に緑を復活させる目的で1950年にスタートし、95年に緑の募金法が制定されたことで活動がより活発化して現在に至る

▼県緑化推進委員会がまとめた県内の2016年度募金額は4091万円。家庭募金が7割を占め、企業、職場、街頭募金と続く。これらの9割強は県内の緑化活動支援に役立てられ、一部は東日本大震災の沿岸被災地や熊本地震被災地、海外での緑化活動にも生かされている

▼釜石市で今月上旬に発生した山林火災は、乾燥と折からの強風で瞬く間に燃え広がった。自衛隊と消防による空と陸からの懸命の消火活動で1週間を経てようやく鎮圧したが、貴重な森林資源約400ヘクタール(推定)を焼失した。人的被害がなかったのは何よりだが、再生には長い年月がかかる

▼「『植える』緑化から『使う』緑化へ」をスローガンに3月下旬から始まった春の募金運動は、今月4日の「みどりの日」を経て31日まで展開中。17年度の募金目標額は4826万円。運動は秋にも9、10月の2カ月間設定されるが、募金自体は通年で受け付けている。