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コラム 記者ワープロ

日日草

(5/27)

 県内では田植え作業が本格化し、水が張られた水田でエンジン音を響かせながら田植え機で苗を植える家族総出の作業もあちらこちらで見受けられる。コメどころの本県で暮らす者の一人としては、秋の豊作を願わずにいられない

▼男性が田植え機のハンドルを握り、あぜで妻らが苗入りの箱を運んでは田植え機に供給。分担作業による連係プレーは見事なもので、見る見るうちに一面が薄い緑色に変わっていく

▼田植えに限らず、農作業は人手がかかる。後継者不足、担い手不足から個々での対応が難しくなり、集落営農組織や担い手組織に委ねる農家が増えているという。2015年の農林業センサスによると、兼業農家は全体の約7割を占め、兼業のうちでも農業以外の所得を主な収入とする第2種兼業は実に8割近くに上る

▼機械化が進み、性能も進化し省力化が図られているとはいえ、多くが男手中心の農業を維持するのは容易なことではない。そんな中、田植えシーズンを前に花巻市内で開かれたトラクタなど農業機械の操作を学ぶ講習会を取材した。農家の女性限定という取り組みだ

▼機械に対する苦手意識を取り除き、担い手として女性に活躍の場を広げてもらおうという試み。機械操作は荷が重いのではと思ったが、参加者からは「簡単だね」「車の運転より楽しい」と弾んだ声が聞かれ、予想を覆す反応に驚かされた

▼「仕事を終えてから取り組む夫を助けたい」「実家の稲作も引き継ぎたい。夫の負担は少しでも軽くしないと」。農家の妻たちの果敢な挑戦。活躍の場の拡大に期待を感じずにはいられない。