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コラム 記者ワープロ

日日草

(5/30)

 日本政府の緊迫した対応が続く。ミサイルが発射されるたびに抗議や非難を表明しても、意に介さない北朝鮮。弾道ミサイルの発射は3週連続で、今年に入り9回目だ。兵器開発を加速させる姿勢を変える気配は今のところなさそうだ

▼29日午前5時40分ごろ、北朝鮮東岸から弾道ミサイルが発射され、約400キロ飛行してわが国の排他的経済水域(EEZ)内の日本海に落下したとみられる。付近を航行した航空機や船舶への被害報告はないが、政府は問題ある行為だとして厳重に抗議し、最も強い表現で非難したという

▼安倍晋三首相は「国際社会の警告を無視して挑発を続けている。断じて許すことはできない」と非難。情報収集と分析に全力を挙げ、国民に対して迅速で的確な情報提供に努めるとともに、不測の事態に備え万全の体制を取るよう指示した

▼各国の度重なる警告を無視し、北朝鮮は地下核実験や長距離弾道ミサイルの開発など武力を誇示する道を突き進んできた。今回のミサイルは「スカッド」系列と推定されている

▼この発射を受け、政府は首相官邸で国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会合を開いた。EEZ内への落下はこれで4回目という。「対話のための対話ではなく、圧力が必要だ」(菅義偉官房長官)とし、関係国と制裁強化に向けて検討していく方針だ

▼北朝鮮の挑発行為を止められる唯一の人物は金正恩朝鮮労働党委員長とされ、どこまで圧力が功を奏するだろうか。鍵を握るのは隣国の中国や軍事的圧力を強める米国だが、関係国が連携し同一方向を見て状況を打開することが望まれる。