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コラム 記者ワープロ

日日草

(6/9)

 学生時代の友人はサークル活動や深夜のアルバイトに明け暮れる日々を過ごした。寝不足に加え、会えば「昨夜から何も食っていない」などと訴え、痩せ過ぎを心配したものだ

▼筑波大などのチームがこのほど発表した研究結果によると、寝不足だと肥満になるという。マウスの実験から、寝不足で太りやすくなるのはレム睡眠が関係するとのこと。睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の二つがあり、ノンレム睡眠は夢を見ない深い眠りで、レム睡眠は夢を見る浅い眠りとされる

▼このレム睡眠が少ないマウスは砂糖や脂質を過剰に摂取することが確かめられた。寝不足なのにろくに食事を取らない友人のケースは当てはまらないが、睡眠不足の人は高カロリー食品を食べたがる傾向があり、結果的に肥満になってしまうようだ

▼それだけでなく、朝食を抜いても太りやすいという。1日3食の規則的な食事は生活習慣病を予防することが知られている。これに対し欠食は体内リズムが崩れ、1日2食だと血糖が急上昇して脂肪を蓄えやすくする

▼痩せ過ぎの友人は華やかな仕事に憧れ、学生生活に見切りをつけてカフェの店長から放送業界に飛び込んだ。しばらくぶりに再会した時はでっぷりと太っていて、思い切り笑った。本人は夜食が原因だと語っていたが、不規則な生活は変わらぬまま。その後の同窓会では「不帰の人」とうわさされる始末に

▼程なく偽情報と分かったが、笑えなかった。いろは歌の「浅き夢見し」の一節をも思い浮かべた。現代は睡眠や栄養に関する情報が豊富だが、実践を心掛けなければ何にもならない。