ホーム 県内外 一関・両磐 胆江 北上 花巻 動画ニュース
2017年6月
« 5月  
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
コラム 記者ワープロ

日日草

(6/11)

 「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い」(仏・タレーラン)飲み物といえばコーヒーのこと。昨年ごろから「ドリップ男子」なる言葉が注目を集めている

▼コンビニや自動販売機でもコーヒーが買える時代。それで満足せず、自宅で器具や豆にこだわってレギュラーコーヒーを楽しむ男子…だという。もし恋人と一緒なら、ブランデーの香りと青い炎が魅力的なカフェ・ロワイヤル、コーヒーの表面に絵や模様を描くラテアートがお薦めだ

▼筆者もサイホンでコーヒーを入れている。ミルでゆっくり豆をひく。フラスコの水が沸騰し漏斗に上る。コポコポ音を立てコーヒーの抽出が始まる。アルコールランプを消すとスーッとフラスコに下がる。ひと手間ふた手間が楽しい

▼カップに注ぎ香りを楽しむ至福のひととき。夜ならペギー・リーの「ブラック・コーヒー」、朝なら増尾好秋の「グッドモーニング」あたりをBGMに。西田佐知子の「コーヒールンバ」や戦前の流行歌「一杯のコーヒーから」も趣がある

▼全日本コーヒー協会によると、1週間当たり1人約11杯飲んでおり、このうち家庭では7杯飲用。一方で、昭和50年代に15万軒あった喫茶店は半減している。かつては喫茶店のオリジナルマッチを集めたりジャズ喫茶に潜り込んだりと、なかなかに優雅な時間を過ごしたものだ

▼今でも本を読んだり考え事をする場として利用したいのだが、禁煙がネックとなってすっかり遠のいてしまった。まさに〽人の姿も変わったよ 時は流れた(学生街の喫茶店)の感がある。