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コラム 記者ワープロ

日日草

(6/14)

 2008年の岩手・宮城内陸地震から9年を迎えた。地震の規模(マグニチュード)は7・2で、奥州市や宮城県栗原市で震度6強を観測。岩手、宮城などで17人が死亡し、6人が行方不明となった

▼この地震で落橋した一関市の旧祭畤大橋は震災遺構として保存されている。自然災害の脅威は一目瞭然。防災意識の高揚や防災学習にも一役買っており、地元住民や関係者による保全活動も積極的に行われている

▼国道342号沿いにある「祭畤被災地展望の丘」から旧祭畤大橋を見下ろす。橋桁が高さ約25メートルの橋脚から折れ下がり、地震のすさまじさをまざまざと見せつける。ただ、エメラルドグリーンの川面や青々とした樹木が橋を覆うように生い茂る様子は自然の再生力や時の流れを感じさせる

▼1896年6月15日には明治三陸地震(明治三陸大津波)が発生。震度は2~3程度と小さかったが巨大津波が起き、死者・行方不明者が2万2000人の大惨事となった

▼「まさかあの橋が…」「あの揺れで大津波とは…」。人知を超えた災害、想定外の現象と思いたくなるが、多くの自然災害は後で分析すると理にかなっていることが多い。それらの仕組みを理解すれば、個人でもある程度の「減災」は可能だ

▼ならばと、内閣府のホームページにある防災シミュレーションゲームに挑戦してみた。2択3択問題に答えるものだが、何と「生き残りレベル」は35ポイント。「災害は忘れた頃にやってくる」といわれる。日本は地震、津波、洪水、噴火など自然災害が多い。普段から「想定外」を極力小さくする心掛けと準備が必要だ。