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コラム 記者ワープロ

日日草

(6/16)

 “忍者”を募集中です―。何かと思えば、北海道登別市の「登別伊達時代村」で、人気の忍者ショーが俳優不足で頭を抱えているという

▼東日本大震災後に減少していた訪日外国人観光客は徐々に回復し、観光庁のまとめでは2016年に過去最多の2000万人を突破。中でも中国や韓国、台湾などアジア圏からの増加が目立ち、忍者ショーも平日に立ち見が出るほどの人気という

▼戦国時代に暗躍し、日本の歴史を陰で支えたといわれる忍者。映画やアニメなどの人気を背景に、意外にも外国人の認知度が高く、訪日外国人客の9割以上が知っているとのデータもある。外国人がイメージする忍者は「忍術の使い手」「スパイ活動」「敵の目を欺く変装」「敵の暗殺」などが上位を占めている

▼忍者といえば、伊賀(三重)と甲賀(滋賀)が代表的な存在。戦乱の世にあり、集団の力で地域の平和を守る活動が本来の姿だったともいわれている。歴史の中に埋もれた感があるが、今年4月末に「忍びの里 伊賀・甲賀―リアル忍者を求めて」が日本遺産に認定された

▼日本遺産は、文化庁が15年度に制定。保護、保存を前提とした世界遺産と異なり、歴史遺産を活用した観光振興や地域活性化が狙いにある。これまでに全国で54件が認定され、東北地方では「政宗が生んだ“伊達”な文化」(宮城)、「自然と信仰が息づく「生まれ変わりの旅」~出羽三山」(山形)など4件を数える

▼20年開催の東京五輪・パラリンピックまでに、全国100件の認定を目指している。被災地復興の願いも込め、本県遺産の登録にも期待したい。