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コラム 記者ワープロ

日日草

(6/17)

 数もイヌを追い越す勢いなのかと思っていたら、ネコはここ10年横ばい。実際はイヌが減っているらしい

▼日本小動物獣医師会などの調査によると、家庭で飼育されている動物の平均寿命は2014年時点でイヌが13・2歳、ネコが11・9歳と延びている。室内飼いが増え、医療環境も改善したことが長寿化につながっており、飼い主との付き合いもそれだけ長くなった

▼中でも、イヌと飼い主とは他の動物にない特別な関係が見られるという。麻布大などの最新研究で、飼い主とイヌが目線を合わせると、オキシトシンという物質がどちらも上昇することが分かった。「愛情ホルモン」といわれるオキシトシンは人間の母親と子供の間で高まることは知られていたが、異なる動物間でも同様の関係性が起こっていることになる

▼20年ほど前だが、仙台市で支社勤務をしていた当時、イヌを連れた気になる中年男性がいた。男性はいわゆるホームレスで、1匹の愛犬と生活を共にし、繁華街でよく見掛けた。食事も寝る所も常に一緒で、周囲も温かく見守っている様子だった

▼イヌはとてもおとなしく、周りの人が男性に話し掛けやすい役割も担っていた。ある日、男性は突然倒れて亡くなった。イヌは市の動物管理センターに引き取られたが、飼い主の後を追うように翌朝死んだとニュースになった

▼飼い主と引き離され、ショック状態に陥り死んだらしい。人とイヌとの関係が、これほどまでに深く結び付いていることの好例だと思っている。