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コラム 記者ワープロ

日日草

(6/19)

 本県農業の将来を担う人材を育成する県立農業大学校(金ケ崎町)で先日、達増拓也知事が教壇に立った。隔年開催の知事講話で、学生約90人に東日本大震災からの復興や地域振興に果たす農業の役割、若者への期待を語った

▼昨年の希望郷いわて国体・希望郷いわて大会を振り返り「弁当が過去10年の国体で一番おいしかった」と紹介。コメ、肉、野菜、果物、魚介類など本県の食材の豊かさに触れ「岩手の持っている力が発揮された」と胸を張った

▼学生も代表6人が農業への思いや夢を発表。「家業の規模を拡大して地域に雇用を生み出す」「世界の食料、環境、エネルギー問題の解決に貢献したい」「花で人に癒やしやパワーを与える場をつくる」などと力強く話した

▼農家の後継者が多い中で、酪農への強い憧れを抱いて今春入学した非農家の女子学生。畜産を学ぶため選んだ農業高校でも酪農部に入部して酪農教育ファームを体験。一般の人に牛との触れ合いを通して食と命の大切さを伝える喜びを味わい「自分の夢を実現するため頑張る」と誓った

▼今春の卒業生の進路決定率は97%。自家就農と農業法人への就職を合わせた就農率は44%で、その他も農協や農業関連会社など大半が在学中に身に付けた技能を生かす道へ進んだ。県外からの入学者は31%で、首都圏のほか沖縄県出身者もいる

▼「人と人とのつながりを大切に農業分野はもちろん、地域活動をリードする人になってほしい」と激励した達増知事。明確な目標に向かって意欲的に勉学に励む学生たちの姿と熱い思いに触れ、さぞや心強く感じたことだろう。