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コラム 記者ワープロ

マルカン百貨店 老朽化で6月閉店 半世紀超、商店街の中核

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6月に閉店する花巻市のマルカン百貨店

6月に閉店する花巻市のマルカン百貨店

 花巻市上町のマルカン百貨店(佐々木一代表取締役)は6日、6月7日で同店を閉店することを発表した。施設の老朽化によるもので、半世紀以上もの長い間、同市の商店街の中核施設として支えてきた名物デパートが姿を消す。

 上町商店街の中央にある同店は、1959年創業。建物は地下1階、地上8階建て。地元大型店の草分けで、当時は市内はもとより盛岡、北上など県内からも大勢の買い物客を集め、にぎわいの中心となっていた。

 その後、各地に郊外型の大型店が進出し、競争が激化。昔ながらの商店街への客足が遠のき、同じ商店街にあった大型店のエセナ(旧花巻デパート)が2010年に閉鎖してからは、マルカン百貨店が商店街のともしびを守ってきた。

 衣類、化粧品、雑貨売り場の客足が減少する中、6階の大食堂だけは連日大にぎわい。客席が200席を超え、取り扱うメニューも和食、洋食、中華と豊富で“昭和の大食堂”として絶大な支持を受けてきた。

 特に10段巻きで高さが25センチもある名物のソフトクリームは全国に名をとどろかせ、花巻のソウルフードとして多くの観光客も足を運んで食するほど。昭和の遺産として大食堂だけは残してほしいなどの声も寄せられていた。

 同店はスーパーマーケット、スポーツ施設などを運営するマルカングループの一つ。百貨店以外は他のグループ店舗に影響はない。会社側では閉鎖の具体的なスケジュール、従業員の雇用などについては7日以降発表する考え。

 中心商店街の活性化策を打ち続けてきた市、花巻商工会議所、商店街にとっては大打撃で、今後早急な対応が求められそうだ。