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コラム 記者ワープロ

賢治への思い語り合う 生誕120年記念シンポ

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それぞれの立場から賢治への思いを語り合った宮沢賢治生誕120年記念シンポジウム

それぞれの立場から賢治への思いを語り合った宮沢賢治生誕120年記念シンポジウム

 宮沢賢治生誕120年記念シンポジウム「世代をつなぐ賢治への想(おも)い~イーハトーブ花巻からの発信~」(実行委主催)は17日、花巻市高松の宮沢賢治イーハトーブ館で開かれ、基調講演やパネルディスカッションを通して、賢治の生き方から何を学ぶべきかを考えた。

 市民の賢治や故郷花巻への思いを発信しようと、賢治へのオマージュを込めて開かれた。シンポジウムでは、花巻市出身で、2014年に第24回イーハトーブ賞を受賞した三陸鉄道前社長の望月正彦氏が「三陸鉄道 復興の取組み」と題して講演し、東日本大震災からわずか3年で全線再開にこぎ着けた三陸鉄道復活の足跡をたどった。

 この中で望月氏は、直面する困難の中で、マニュアルにとらわれない臨機応変な対応で活路を開いていったと強調。「簡単に諦めず、全力で取り組めば必ず目標はクリアできる。努力は報われることを身を持って示すことができた」と経験則を語った。

 続いて、望月氏、滝田恒男氏(第4回イーハトーブ奨励賞受賞)、木村清且氏(賢治のまちづくり委員会委員長)、照井翠氏(俳人)、髙橋智彦氏(花巻青年会議所理事長)によるパネルディスカッションが行われ、賢治の精神を次世代にどう伝えていくべきか意見を交わした。

 照井氏は、賢治の詩「雨ニモマケズ」の一節を引用し、「行く」という行動力に学ぶべき点があると主張。木村氏は、賢治が思い描いた理想郷を基に、震災復興につながるメルヘン街道の構想を示した。

 さらに、会場に集まった市民も交えて賢治を語り、時代を超えて語り掛ける偉人の存在を再認識した。