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コラム 記者ワープロ

豆力士 泣き笑い 東和 三熊野神社で十二番角力式

(9/20)

 

ほほ笑ましい取組が披露された泣き相撲

ほほ笑ましい取組が披露された泣き相撲

泣き相撲として親しまれている「十二番角力(すもう)式」の特殊神事が19日、花巻市東和町北成島の三熊野神社(小原明宮司)で行われた。12人の豆力士が土俵上で泣き笑いの取組を披露し、境内はわが子の健やかな成長を願う父母らの笑顔に包まれた。

 泣き相撲は例大祭後に行われ、保護者らに抱えられた白い法被姿の豆力士が北方と南方に分かれて土俵入り。七五三の祝杯行事など古式にのっとった作法に続き、6番にわたって取組が繰り広げられた。

 泣いた方が負けで、土俵上で親方が「ヨォー、ヨォー」の掛け声とともに抱きかかえた豆力士の顔を互いに近づけながら立ち合い。ぐずる豆力士が多かったものの、取組ではにこやかな表情となり、泣いた豆力士は1人だけ。小原宮司が「1対0で、北方の勝ち」と判定。ほほ笑ましい取組が会場を沸かせた。

 唯一泣いたのは同町の菅史さん(45)、美紀さん(36)夫妻の長男結平ちゃん。美紀さんは「泣いた時はどうしようと思ったけど、泣いて喜んでもらえて良かった。健康で明るい子供に育ってほしい」と願っていた。

 十二番角力式は、延暦21(802)年に坂上田村麻呂が神社創建に当たり配下に相撲を取らせたのが始まりとされ、その後、猿ケ石川を挟んだ南北の集落の若者12人によって行われていた。約300年前に数え2歳の氏子の長男に変わり、現在は北成島、南成島両地区にゆかりのある満1歳の男児12人が出場している。