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コラム 記者ワープロ

芳醇な味わい全国へ シャインマスカット出発式

(9/22)
「爽やかな味」と評されるシャインマスカットを試食する関係者

「爽やかな味」と評されるシャインマスカットを試食する関係者

販売促進に期待

 【花巻】種なしで皮ごと食べられるブドウの有望品種「シャインマスカット」の2016年度出発式が21日、花巻市大迫町の花巻農協大迫野菜出荷場で行われた。関係者が、品質に秀でた地元産の販売促進を期して市場に初荷を送り出した。

 出荷3年目に当たって産地のPRを図り、一層の生産振興につなげようと、全農県本部が開いた。地元生産者をはじめ農協、県、市場関係者ら60人が出席した。

 式では、全農県本部の及川毅園芸部長が「人気の高い品種で、県内の栽培面積も徐々に増えている。味と品質にこだわり、産地確立に向けて生産拡大に努めていきたい」とあいさつした。

 この後、関係者が記念のテープカットを行い、初荷を積んで盛岡の市場へ出発したトラックを見送った。

 大粒で芳醇(ほうじゅん)なシャインマスカットは、高い糖度と硬い肉質が特徴。優れた食味性と食べやすさから全国的に需用が高い。

 県内では08年から植栽が始まり、13年には県の推奨品種となった。化粧箱を統一するなど関係機関が出荷規定を設けて生産、流通を進めている。今年は生産者90人が1・9ヘクタールで栽培しているが、市場需要に対して生産量が少ないといった課題もある。

 県農業研究センターの佐々木真人果樹研究室長は「8月の多雨で心配したが、平年並みの生育となった。糖度は15前後で爽やかな味といったところ。他県産と比べて粒が大きく、品質的にも高い」と今年の出来栄えに太鼓判を押していた。また、花巻農協ぶどう生産部会大迫支部の佐々木和弘支部長は「市場に出回る量が少なく、技術的な壁もあるが、岩手の新たなブランドとしてどんどん発信していきたい」と話し、将来への手応えを表していた。