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コラム 記者ワープロ

早池峰神楽を鑑賞 両陛下 保存会関係者ねぎらう

(10/1)
ユネスコ無形文化遺産の早池峰神楽を鑑賞される天皇、皇后両陛下=30日午後、花巻市内のホテル

ユネスコ無形文化遺産の早池峰神楽を鑑賞される天皇、皇后両陛下=30日午後、花巻市内のホテル

 来県中の天皇、皇后両陛下は30日、大槌町から花巻市内に移動し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている早池峰神楽を鑑賞された。1日は北上市の北上総合運動公園陸上競技場で行われる希望郷いわて国体の総合開会式に出席される。

 滞在3日目は、午前に大槌町内のホテルを出発し、釜石市の釜石地区合同庁舎、遠野市総合防災センターなどを経由して花巻市内に移動。午後3時50分すぎ、大勢の市民らの歓迎を受けながら宿泊先となる同市内のホテルに到着された。

 ホテルでは、1976年に国の重要無形民俗文化財に指定され、2009年にユネスコの無形文化遺産に登録された早池峰神楽を鑑賞。同市大迫町の大償神楽保存会が天照大神を主人公に農業の始まりを描いた「天照五穀」を上演した。

 両陛下は、上田東一市長と中村良幸市総合文化財センター所長に何度も質問するなど関心の高さを示され、優雅な一人舞から勇壮な四人舞に一転する演目を楽しまれた。

 同保存会の阿部輝雄会長(65)によると、両陛下は終演後、「大変お疲れさまでした」「練習は大変でしょう」などと神楽衆一人ひとりにねぎらいの言葉を掛けられたという。

 阿部会長は「両陛下が神楽に興味を持たれ、光栄なことだ」と喜んだ。最長老の佐々木隆さん(85)も、天皇陛下から「重要無形民俗文化財の神楽を大事に後世に伝えてください」と声を掛けられたといい、「この言葉をしっかり後世に伝えたい」と感激していた。

 上田市長は「退場後、天皇陛下から『大事にするように』とお話があった。素晴らしい神楽を大切にしてほしいとのことで、とてもありがたかった。神楽衆にもお声を掛けられていた。生涯の思い出になったのでは」と話した。

 1日は、岩手国体の総合開会式出席に先立ち、北上市役所に立ち寄られる。開会式後はホテルに戻り、国体役員懇談会に出席される。