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コラム 記者ワープロ

GPS基地局、運用開始 花巻市スマートアグリ推進事業

(10/10)

作業効率化など期待

 花巻市が農業振興策の一環で取り組む2016年度の新規事業「スマートアグリ推進事業」で、市内3カ所に設置した全地球測位システム(GPS)基地局の運用が始まっている。市によると、自治体などによるGPS基地局設置は東北初。高精度な位置情報の受信が可能になることから、農作業の効率化によるコスト削減や評価向上への効果が期待されるという。

 石鳥谷生涯学習会館と市立宮野目中学校、市立太田小学校の市内3カ所にGPS基地局を設け、9月30日から運用を開始している。受信可能エリアは半径約5キロメートル。主に北上川流域における平坦(へいたん)部をカバーするという。

 これにより、衛星からの直接受信に比べ、位置情報の精度が向上。肥料・農薬散布の管理が精密になるほか、農機具の自動化も見込まれ、コストの低減が期待される。コメの食味・収量も圃場(ほじょう)ごとに管理でき、将来的にはデータに基づく土壌改良なども可能になる。

 13日午後1時30分からは、同市田力の田下公民館前にある「農事組合法人たちから」の圃場で実演会を開催。県中央農業改良普及センターや市内農機具メーカーの協力を得て、取り組みの周知や情報通信技術(ICT)の導入による効率化について解説する予定だ。

 上田東一市長は、特にコメの食味や収量管理への活用による効果を期待しており、「(県オリジナル水稲品種で今秋デビューした)『銀河のしずく』のPRと合わせ、花巻産米の評価を高めることにつながれば」としている。